バイナリーオプションの逆張り攻略手法3選【初心者にもおすすめ】
バイナリーオプションの取引では、逆張り手法を使うトレーダーが多いです。
逆張りはバイナリーオプションのような短期売買と相性が良く、効率的に取引ができます。
本記事では、バイナリーオプション逆張り手法について詳しく解説をしていきます。
バイナリーオプションの逆張り手法とは
バイナリーオプションにおける逆張りとは、相場の方向性に逆らったエントリーを指します。
バイナリーオプションでは、為替や仮想通貨などの金融商品の値動きを分析します。
価格は逐一変動しますが、相場の方向性に逆らうのが逆張りです。
相場の天底を狙う手法ですが、バイナリーオプションでは人気のある手法です。
反対に、相場の流れに逆らわない手法を順張りと呼びます。
バイナリーオプションの順張り手法に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
バイナリーオプションで逆張りが効果的な理由
FXでは、長期取引を狙うケースが多いため順張りの人気が高いです。
一方で、バイナリーオプションにおいては逆張りを多用するトレーダーが多い傾向にあります。
バイナリーオプションでは逆張りが効果的と考えられていますが、なぜ人気なのか理由について見ていきましょう。
短期取引で強みを発揮する
バイナリーオプションでは、5分、15分といった短期取引が一般的です。
業者によっては1時間や1日取引も提供されていますが、使用する方は少ない傾向にあります。
逆張りは順張りに比べて短期取引で強みを発揮する手法と言えるでしょう。
- 価格の急変動時の反発
- 一定価格間で発生する瞬時の反発
このように、バイナリーオプションでは価格の反発を狙う必要があります。
短期間でのトレンド継続は分析しにくいですが、短期での反発は分析しやすいので、天底を狙った逆張りの方が有効と言われている傾向です。
トレンド・レンジの両方で使える
順張りの手法は、トレンド相場でしか使えないものがほとんどです。
トレンド相場は、為替相場の中でも3割程度と言われており、なかなか順張りチャンスが来ないという特徴があります。
一方で、逆張りの手法はレンジ・トレンドの両方で使える手法です。
レンジ相場は一定価格間で推移するので、ラインなどを引いて到達したポイントでの逆張りができます。
また、トレンド相場でも、トレンドの転換点を狙うことで逆張りに活かすことが可能です。
バイナリーオプションでは少ないチャンスをものにするのが重要ですが、順張りに比べてチャンスが多いと言えるでしょう。
トレード手法がシンプルなケースが多い
逆張りの手法は、順張りに比べてトレードの手法がシンプルなケースが多いです。
初心者の方でも比較的容易にエントリー手法が作成できます。
逆張りの手法では、MT4やMT5などのプラットフォームから、オシレーター系のインジゲーターを使うのが一般的です。
以下は、人気のオシレーター系インジゲーターであるRSIを表示された画像です。
オシレーター系のほとんどは、チャートのサブ画面に1本の線が表示され、上にあれば買われすぎ、下にあれば売られすぎを示します。
買われすぎならローエントリー、売られすぎはハイエントリーのチャンスと捉えることが可能です。
当然、必要に応じて根拠を加えないと勝率は上がらないですが、シンプルで使いやすいことも逆張りが人気の要因と言えるでしょう。
バイナリーオプションで逆張りを使う際の注意点
バイナリーオプションでの逆張りは、必ずしも順張りより優れているというわけではありません。
相応のデメリットも存在するので、取引する際は注意しておく必要があります。
逆張りの注意点をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
約定が集中しやすい
逆張り手法は、約定が集中しやすいという問題もあります。
多くのトレーダーが一斉にエントリーする可能性があるので、以下のような弊害もおきやすいです。
- 取引時にスプレッドが発生する(ハイローなどの一部の業者)
- サーバーに負荷がかかり約定ズレ・約定拒否が発生しやすい
異なるインジゲーターを使っている場合であっても、同じ逆張りであれば狙うポイントが被ることも多いです。
上図は、RSIとストキャスティクスと異なるオシレーター系指標を表示させたものです。
青い〇のポイントを見て分かるように、同じポイントで反応している事が分かります。
手法がシンプルなことで、多くのトレーダーが一斉にエントリーをして、約定拒否や約定ズレを招きやすいので注意が必要です。
値幅が抜けにくい
逆張りの手法は、値幅が抜けにくいというデメリットもあります。
上図のように、逆張りを試みたが反発が大きくなかったというケースは少なくありません。
ギリギリの勝負になりやすいですが、少しでも約定のズレや不利な位置でのエントリーでは負けてしまう可能性もあります。
安定した勝率を出せる方法ですが、反発の小ささからギリギリ負けてしまうケースも多いです。
そのため、判定までドキドキして無駄に途中決済をしてしまうトレーダーも少なくありません。
連敗率が高くなる
バイナリーオプションの逆張りは、トレンド相場の出現により連敗率が上がる手法でもあります。
上昇トレンドの発生時を例に見ていきます。
連続した陽線の発生により、逆張りの効果が弱くなっている相場です。
日本時間の夕方~夜は、各銘柄でトレンド相場を形成しやすく、同じポイントを逆張りで狙うと連敗率が上がってしまいます。
連敗が続くと、資金管理の乱れや根拠のない、無茶なエントリーをしてしまいやすいです。
必ず、自身でルールを決めたうえでのエントリーを行いましょう。
バイナリーオプションの逆張り攻略のコツ
バイナリーオプションでは、安定した勝率が求められます。
一般的に有効とされている逆張りの手法であっても、取引の方法を間違えてしまうと、うまく勝率が上げられません。
そこで以下では、バイナリーオプションで逆張りを攻略するためのコツについて解説します。
初心者は3分以上の判定時間に絞る
まず、心がけておくべきポイントが判定時間についてです。
バイナリーオプションの各社では、様々な短期の判定時間を提供しています。
30秒、1分、3分、5分、15分、1時間、1日
30秒や1分のような超短期取引は、初心者に不向きです。
逆張りで狙う方も多いですが、判定まで短すぎることから、トレンド発生時に資金管理が乱れやすいので注意しましょう。
逆張りで短期判定を狙う場合は、3分~15分程度に絞った方が良いです。
オシレーター系指標は1つに絞る
バイナリーオプションで逆張りを極めたい方は、オシレーター系のインジゲーターの表示もルールを決めておきましょう。
オシレーター系のインジゲーターは、サブチャートに表示させますが、複数表示させてもあまり意味がありません。
複数表示させることで、ローソク足が見にくくなってしまいます。
逆張りでは、トレンド転換やレンジ内での反発を見極めますが、インジゲーターと同じくらいローソク足での分析が重要です。
逆張りが強いポイントを明確にする
逆張り手法でバイナリーオプションを攻略するには、逆張りが強いポイントを明確にしておくことも重要です。
相場によって、逆張りが強いポイントと苦手なポイントがあります。
手法に基づいたチャンスが来ても、強いポイント弱いポイントを明確にしておけば、エントリーの回避、資金を増やしたエントリーが可能です。
ローソク足の形状やサイズ、相場状況で逆張りが強いかどうかを判断可能です。
インジゲーターの根拠に加えて、ローソク足での根拠を用いて取引しましょう。
バイナリーオプションの逆張り攻略手法3選
最後に、バイナリーオプションを逆張りで攻略する手法を紹介します。
バイナリーオプションで安定した勝率を出したい方は、以下をぜひ参考にしてみてください。
5分足でのレンジブレイク
最初に紹介するのは、5分足でのレンジブレイクを狙った手法です。
チャートは以下の設定で準備をしてください。
- チャートの時間足:5分足
- 表示するインジゲーター:ストキャスティクスデフォルト表示
ストキャスティクスはトレンド相場では機能しません。
必ずレンジ相場で使用するようにしましょう。
レンジ相場の形成が確認できた銘柄は、直近の高値と安値に水平線を引いておきましょう。
高安値をブレイクしたポイントで狙っていきます。
上図のように、レンジの高安値を更新してきた+ストキャスティクスが反応したポイントで、5分後の判定を狙っていきます。
エントリーする際のローソク足は、大きければ大きい方が勝率も高いです。
また、ヒゲのないローソク足で確定したら、より勝率アップが見込めます。
トレンドの反発・転換を狙う
次は、トレンドの反発や転換を狙った手法です。
チャートは、以下の設定で準備しておいてください。
- チャートの時間足:1分足
- 表示するインジゲーター:ボリンジャーバンド期間20、σ2.5
ボリンジャーバンドは、相場の環境認識として活用します。
バンドの上下線が波を作りながら形成されたトレンドは、転換や反発の見込める逆張り向けの相場です。
上図では、赤い〇のポイントがエントリーのポイントです。
逆張りで5~15分程度の長い判定時間を狙っていきましょう。
チャートを見ると、①③のポイントで2回の下落をしていることが分かります。(②は一時的な反発)
③の2回目の下落で、ローソク足が大陰線出現+ボリンジャーバンドにタッチしていることが条件となります。
レンジを狙う手法に比べて大きな値幅に期待が持てる手法です。
反発まで時間がかかることもあり、3分以下の短期判定は負ける可能性があるので注意しましょう。
ソーサーからの反発
最後に紹介するのは、ソーサーからの反発です。
こちらは、5分足でチャートを表示させますが、インジゲーター等は特に必要ありません。
ローソク足のみで分析をします。
ソーサーとは、相場の上昇・下落で、上図のようにローソク足の形状が円形なる相場です。
お皿のような曲線の動きで相場が形成されます。
ソーサーを形成した後に、直近の高安値ラインを更新してきたら、逆張りのエントリーをします。
判定は5分~10分程度の長めが理想です。
ラインにタッチしただけでは、反発の可能性が低いので、必ずラインを大きくブレイクしたポイントで狙いましょう。