cTraderのダウンロード方法と使い方を解説【バイナリーオプションに使える】
バイナリーオプションの取引では、各社のプラットフォームとは別にMT4/MT5などの分析ツールを使うのが一般的です。
分析ツールは様々なものがありますが、近年cTraderというツールも注目を集めています。
本記事では、cTraderのダウンロード方法やバイナリーオプションでの活用方法について詳しく解説していきます。
cTraderとは
時間足の種類 | 26種類 |
指標カレンダー表示 | あり |
日本時間表示 | 可能 |
板情報閲覧機能 | あり |
対応FX会社 | AXIORY、Tradeviewなど |
cTraderとは、2011年にSpotware Systems.Ltdという会社が開発したプラットフォームです。
外部リンク:cTrader【AXIORY】
動作スピードが速く、MT4/MT5にはない機能が豊富にあるため、新たな時代の為替取引プラットフォームとして注目を集めています。
海外FXの業界では動作スピードの速さや操作性の高さから、短期で決済をするスキャルピングトレーダーに人気が高いです。
MT4やMT5のようなカスタマイズ性は備えていませんが、デフォルトで表示できる機能が豊富であることからバイナリーオプションでの分析にも有効活用できます。
cTraderのダウンロード方法
次に、cTraderのダウンロード方法を紹介していきます。
cTraderのメリットを活かして効果的な相場分析をしたいと考えている方は、ぜひ以下の手順を参考にしてみてください。
無料のデモ口座で良いので、事前に登録をしてパスワードやcTraderのIDを入手しておきましょう。
まずは、cTraderに対応しているFX会社へアクセスをしましょう。
cTraderに対応している会社は少ないですが、AXIORYやTradeViewという会社がおすすめです。
\ cTraderをダウンロード /
このページではAXIORYを使ってCトレーダーの導入方法を解説するぞ。
AXIORYであれば、公式サイトの上部にある「プラットフォーム」→「cTrader」の順にクリックすると、上のような画面が表示されます。
「Windows版 cTraderをダウンロード」と書かれた項目をクリックしてください。
cTraderはMac版が提供されていないので、Apple製のパソコンをお使いの方は下にスクロールしてWEB版から利用しましょう。
ダウンロードをクリックすると、画面下にexeファイルが表示されます。
こちらのexeファイルをダブルクリックしましょう。
すると、自動でダウンロードが開始されます。
他には特にすることはなく、ダウンロードしたPC上に自動でcTraderが追加されます。
ダウンロード後の初回は、自動でcTraderの画面が起動します。
AXIORYやTradeviewのアカウントを事前に保有しておけば、表示されている項目からIDやパスワードを入力してログインが可能です。
まずは、cTraderのID登録を行って、各FX会社から送られてくるパスワードを入力してログインをしましょう。
バイナリーオプションでの利用であれば実際にFX取引をするわけではないので、AXIORYやTradeViewはデモ口座の開設で問題ありません。
ログインが完了すると、cTraderがリアルタイムレートに沿って動き出します。
スマホアプリのダウンロード方法
cTraderは、スマートフォンでも利用可能です。
cTraderのスマートフォン版はiPhone、Androidの両方で対応しています。
また、ログインの際にはPC版と同様で各社のIDやパスワードが必要となるので、事前にアカウントの登録をしておきましょう。
バイナリーオプションでの利用であれば、アカウント登録はデモ口座で問題ありません。
インストールが完了してアプリにアクセスをしたら、ログイン画面が表示されます。
ログインIDや各種パスワードを入力してログインをしましょう。
以上で、スマホへcTraderのインストールが完了です。
CTraderがバイナリーオプション攻略に役立つ理由
cTraderは、FXでの短期売買向けツールとして人気が高いです。
FX用のツールではあるので、FXに特化した機能が搭載されていますが、以下のようなcTraderの独自機能はバイナリーオプションでも有効活用できます。
・動作スピードの速さ
・豊富な時間足
・日本時間設定
・板情報の閲覧機能
上記のような機能は、MT4/MT5にはないcTraderならではの機能です。
表示方法や使い方も含めて、活用方法を詳しく見ていきましょう。
変動幅の大きい銘柄や指標時の分析に有利
cTraderは短期売買に特化しているツールであるだけあって、動作スピードがかなり速いです。
短期売買で細かな分析が必要となるバイナリーオプションでも快適に値動きが把握ができます。
また、通貨切り替えなどの操作も簡単で、画面上の「watchlists」という項目をクリックすると素早い切り替えが可能です。
一度に複数銘柄でチャンスが来た場合や、すぐに他の銘柄の動向を分析したい方に最適と言えるでしょう。
また、動作スピードが速いということは、変動幅の荒い銘柄や経済指標時での急変動の分析にも有利です。
- GOLDなどの貴金属
- ポンド関連通貨
- ビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨
各バイナリーオプション業者の提供しているプラットフォームはサーバーの弱さから値動きが遅れて反映されることもありますが、cTraderであればすぐに反映されるので、より高度な分析が可能となります。
幅広い視点から相場分析ができる
cTraderを使うと、豊富な時間足を駆使して幅広い視点からの相場分析が可能です。
cTrader | 26種類 |
MT4 | 9種類 |
MT5 | 21種類 |
MT5の21種類でも充分多い方ですが、MT5よりも多い26種類もの時間足が搭載されています。
時間足は通貨ペアの名前が記載された右横の項目をクリックするだけで簡単に表示できます。
動作スピードの速さから、切り替え時でも素早く操作可能です。
特に分足は充実しており、3分取引で有効な3分足など1~15分まで豊富な時間足が標準で搭載されています。
複数の時間足から分析をすることで、幅広い視点から相場分析ができるので、短期・長期の判定に関わらず有利なバイナリーオプション取引ができるでしょう。
相場の振り返りや反省に有利
cTraderでは、通常以下のような時間設定で画面が表示されます。
ローソク足の下にリアルタイムでの時間が表示されていますが、これは日本時間ではありません。
しかし、簡単な操作で日本時間への変更が可能です。
画面右下にある赤い文字の時間をクリックすると、画面上に表示時間の設定項目が表示されます。
夏時間→UTC+8(4月頃から10月頃まで)
冬時間→UTC+9
夏時間と冬時間で切り替えは必要ですが、上記の設定にすると日本時間への切り替えが可能です。
時間表示を日本時間にするのは、通常のバイナリーオプション取引時でも役立ちますが、週末などに相場振り返りや反省をする際にも便利です。
時間をいちいち計算する必要がなく、マーケットオープンや経済指標時の変動時間を把握することができます。
cTraderをダウンロードしたら、まず時間設定を日本時間に切り替えて表示してみましょう。
板情報を見て高度な分析に役立てられる
cTraderでは、プラットフォーム内で板情報の閲覧が可能です。
通貨ペア表示をして右側を見ると、上画像のような項目が表示されています。
「Symbol」の右側にある「Dom」をクリックすると、板情報が表示される仕組みです。
cTraderで搭載されている板情報は3つに分類されており、それぞれの目的に合った利用方法があります。
3つの表示の中で「VWAP DoM」はFXでのロットに対する注文価格が表示されるものなので、バイナリーオプションでは活かすことはできません。残り2つの情報をもとに分析を行いましょう。
Standard DoM
板情報の最も左側をクリックすると、「Standard DoM」という板情報が読み取れます。
Standard DoMでは、現在の市場の流動性が大まかに確認できる機能です。
上画像では133.787にオレンジ色(売り)が集中していると判断できますが、バイナリーオプションで狙うには「133.787の価格に到達すれば一瞬下落しやすい」と判断することができます。
価格の横に表示された数値や色の付いたバーを見て流動性を確認しましょう。
Price DoM
板情報の中央をクリックすると、「Price Dom」という板情報が閲覧できます。
Price Domでの真ん中には現時点の価格、左右には現時点での注文が表示されています。
上画像では、79.8(133.798)の価格にBuy(買い)が集中していると判断できますが、現在価格は133.792なので上昇して133.798円に到達するとさらに上昇すると仮定できる仕組みです。
注文が集中している価格が明確に分かるので、トレンドの前兆や反発箇所を仮定する際に役立てられます。
cTraderがバイナリーオプション分析に向いていないケース
高機能ツールとして有効なcTraderですが、ユーザーによってはバイナリーオプションでの活用が向いていないという方も多いです。
- チャートを自由にカスタマイズしたい方
- カスタムインディケータやサインツールを使いたい方
cTraderは、カスタマイズ性がMT4やMT5よりも優れていません。
MT4/MT5では、豊富なカスタマイズ機能を使って自分好みのチャートを作成できます。
cTraderでできるカスタマイズは制限があり自由度は低いので注意しましょう。
補助ツールを使いながらバイナリーオプションをしたい人は、MT4やMT5を利用すると良いでしょう。
銘柄の制限に注意
cTraderは、MT4やMT5に比べてマイナーなプラットフォームです。
提供されているFX会社が限られているので、必然的に表示できる銘柄にも限りがあります。
他社のMT4やMT5では特定銘柄が表示できたものの、cTraderでは表示できないといった可能性もあるので注意しなくてはいけません。
銘柄の種類 | AXIORY | Tradeview |
---|---|---|
通貨ペア | 62種類 | 36種類 |
貴金属 | 4種類 | 3種類 |
エネルギー | 5種類 | 2種類 |
株式 | 122種類 | なし |
ETF | 69種類 | 27種類 |
仮想通貨 | なし | 5種類 |
AXIORYでは仮想通貨を扱っていないので、仮想通貨メインで分析をする方はTradeViewを使う必要があります。
ただし、TradeViewは株式やマイナー通貨はあまり扱っていないので、バイナリーオプションで取引するメインの銘柄によって使い分ける必要があるでしょう。
近年、バイナリーオプションの業者では豊富な銘柄を揃える会社が増えてきましたが、cTraderはFXでの対応会社が少ないことから、表示できる銘柄が限定されてしまいます。
豊富な銘柄やマイナーな銘柄でバイナリーオプション取引をしたい方は、取り扱いのあるFX会社のMT4やMT5を利用するようにしましょう。
バイナリーオプションでcTraderを使ってみた
実際に、cTraderはバイナリーオプションで有効なのかを検証してみました。
バイナリーオプション業者は、ハイローオーストラリアを使用しています。
ドル円での分析を行っていくので、まずは通貨ペアでドル円を選択しました。
インジゲーターは反発の早いCCIを表示して見ていこうと思います。
レンジ形成中なので、レンジブレイクを狙って行く予定です。
ハイローオーストラリアの方はUSD/JPY3分Turboでスタンバイしています。
上昇方向に大きく伸びてきたポイントで1本エントリーしています。
初動ではじわじわとした下落でしたが、結果大きく抜けてきましたね。
最後だけひやひやしましたが、結果的に勝つことができました。
cTraderを使って思ったこと
cTraderをバイナリーでの取引に活用して思ったことは、以下の通りです。
反応が明らかに早いので、遅れてエントリーするという事はありませんでした。
また、チャートの切り替えもスムーズにできるので、操作性の面でも申し分ないです。
ただし、MT4やMT5に慣れている人であれば最初は戸惑うと思います。
そのため、まずはデモトレードで使用感を試してみると良いでしょう。
また、価格ずれが比較的多いので、具体的な価格を見てエントリーする方には向かないと思われます。
価格を見て値幅等を測りたい人は、ハイローがレート参考にしているFXCM社のMT4などを使うと良いな。
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