金曜日にバイナリーオプション取引は要注意!?【相場の傾向と注意点】
為替相場は、曜日によって様々な習性があります。
週末の金曜日は、バイナリーオプションの取引では特に警戒する曜日と言われているのです。
本記事ではバイナリーオプション金曜日取引というテーマで、特徴や攻略法を詳しく解説していきます。
金曜日にバイナリーオプションは危険
まずは、金曜日の為替(バイナリーオプション)相場の特徴を解説していきます。
金曜日は普段の平日と違ったイベントがあったり、独特の動きを見せる傾向にあるのです。
トレンド転換が起こりやすい
週を通してトレンド相場を作ると、金曜日には逆の動きになりやすいという特徴があります
為替相場は常にFXトレーダーの売買によって価格が動きます。
週を跨いでポジションを持ちたくないという投資家の心理から、週末の金曜日には売買が活発となる傾向にあるのです。
利益確定勢→週を通して利益が出たので週末の金曜日に決済をする
損切り勢→週を通して損失が出たので、これ以上の損を出さないために決済をする
一部の中東以外の国では土日の為替取引ができないので、保有しているポジション整理のために決済注文が集中する傾向にあります。
トレンドを作っていた状態でも、金曜日になると転換してくるケースが多いのでござるよ。
確かに週をまたぐのって怖いですもんね。
私もFXしてたら週末までに全てのポジションを決済してると思います!
この動きはテクニカル分析通りの動きとはかけ離れた投資家の集団心理によるものなので、金曜日はバイナリーオプションでの取引が難しいと言われる要因でもあります。
月初めには米国雇用統計がある
月初めの金曜日は、1ヶ月のうちで為替相場が最も大きく動く日と言われています。
月初めの金曜日には最も注目度の高い指標である米国雇用統計の発表があるんだ。
米国雇用統計って何ですか?
アメリカは世界屈指の経済大国という事で、雇用統計の発表後には大きく相場が動きます。
指標結果に関わらず大きな動きを見せるイベント化した指標です。
また、雇用統計発表前は投資家が様子見に入る傾向にあります。
ボラティリティが極端に小さくなるので、バイナリーオプションでも狙いにくい相場になると言えるでしょう。
金曜日の魔の時間には特にバイナリーオプションの取引に要注意
バイナリーオプションでは、金曜日の取引が難しいと言われていますが、魔の時間に関する原因がほとんどです。
魔の時間ですか?
なんだか恐ろしそうな時間ですね。。。
名前だけ聞くとびっくりするが、ある一定の時間に注意するということだけだ。
魔の時間とは、各市場の閉場時間を指します。
金曜日は各国の閉場時間に大きく動く傾向にあります。
閉場時間直前にポジション解消をするので、一時的に急激な相場変動を起こしやすいのです。
最も大きく動くのはロンドン市場の閉場時間です。
ロンドンフィックスとも呼ばれており、閉場の5分前くらいから急に相場が動く傾向にあります。
危険な相場とも言われるが、バイナリーオプションでも狙うべき相場と言えるぞ。
手法については後程詳しく解説するでござる。
夏時間と冬時間で閉場時間が異なる
世界の多くでは、夏時間と冬時間が採用されています。
日本では導入されていませんが、夏は冬に比べて日の出る時間が異なることから、日の出ている時間を有効に使うために、冬に比べて1時間早めた時間調整が行われます。
・夏時間:3月の第2日曜日から、11月の第1日曜日まで
・冬時間:11月の第1日曜日から、3月の第2日曜日まで
以下は、夏時間の閉場時間です。
市場 | 閉場する時間 |
---|---|
東京市場終了前 | 15時ごろ |
ロンドン市場終了前 | 24時30分ごろ |
ニューヨーク市場終了前 | 早朝5時ごろ |
以下は、冬時間の閉場時間です。
市場 | 閉場する時間 |
---|---|
東京市場終了前 | 15時ごろ |
ロンドン市場終了前 | 25時30分ごろ |
ニューヨーク市場終了前 | 早朝6時ごろ |
東京市場では夏時間:冬時間の概念がないので、通常通りですが、ロンドン市場とニューヨーク市場ではずれがあるので注意しましょう。
金曜日にバイナリーオプションを攻略する方法
次は、金曜日の相場でバイナリーオプションを攻略する方法について解説します。
金曜日の攻略法を知って、気持ちの良い週末を迎えられるようにしていきましょう。
雇用統計発表日の相場を狙う
米国雇用統計の発表日には、バイナリー取引を休むというトレーダーが多いです。
アメリカ雇用統計の発表日は、基本的に毎月第一金曜日です。
しかし実は、雇用統計の発表日こそが勝ちやすい相場であるといえます。
- 発表時の急騰急落からの逆張りを狙う
- 発表後にレンジ相場を作ってから逆張りを狙う
為替相場は急騰急落後に一時的な反発をする傾向にあります。
雇用統計発表後に急騰急落をして、坊主と言われるヒゲのないローソク足を作ってくるとチャンスとなります。
その後の一時的な反発が見込める勝率の高い必勝パターンです。
ヒゲを付けると勝率も下がります。また、1分足で見た急騰急落は信ぴょう性も薄くなるので、必ず5分足での分析をしましょう。
また、レンジ相場で強みを発揮するRSIやストキャスのオシレーターは、トレンド後のレンジが強くなる傾向にあります。
雇用統計でトレンドを作って、その後レンジを形成してきたら逆張りのチャンスと言えるでしょう。
この場合はやっぱりUSD(米ドル)関連の通貨に絞った方がいいですか?
雇用統計は全ての銘柄へ影響を与える指標だ。
米ドル関連銘柄に絞らず、取引できる全ての銘柄でチャンスを待つといいでござるよ。
閉場時間の逆張り
前述した各国の閉場時間は、バイナリーオプションで逆張りが有効となる場面です。
金曜日の閉場時間前に相場が大きく動きだしたポイントでバイナリーオプション取引を狙っていきましょう。
ロンドンフィックスの場合
0時付近(夏時間)で5分足が大陽線or大陰線を作る
→逆張りのエントリー
ポイントは、閉場した後に判定時間が来るように設定することです。
オシレーターなどを使わなくても、この制御だけである程度高い勝率が担保されます。
判定時間は3分~5分ほどの短い時間で行うとより効果的です。
それだけで勝率が担保されるなんてすごいです!
一時的な反発が見込める時間なんだ。
ハイローオーストラリアなどでは、注文が集中して約定されにくいので注意でござるよ。
閉場する国と通貨は関連性がなくても問題ありません。
ロンドン閉場→ポンドだけでなく米ドルやユーロ、日本円でもチャンスが来たら狙う
アメリカ閉場→米ドルだけでなくユーロや日本円、ポンドでもチャンスが来たら狙う
金曜日は相場のだましが多い
テクニカル分析通りに相場が動かない事を「相場のだまし」と言います。
金曜日は、そんな相場のだましが多い曜日でもあるので注意しなければいけません。
現に、バイナリーオプションのプロトレーダーで金曜日が苦手という方は少なくありません。
- 機関投資家が参入しやすい
- 雇用統計によって相場が急変動する
- ポジションの解消をする投資家が増える
以上のような事項から、テクニカル分析通りに動かないケースが多いです。
しかし、全くエントリーしないのではなく、チャンスが来たら淡々とエントリーする事も重要だぞ。それで勝てないと感じたら戦績を見直して曜日ごとの強い日を見つける事がおすすめでござるな。
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