バイナリーオプションのハーモニックパターン攻略方法4選
バイナリーオプションでは、様々な分析パターンを駆使して取引をすると勝率アップが見込めます。
本記事で紹介するのは、フィボナッチ数列を駆使したハーモニックパターンという分析方法です。
ハーモニックパターンの使い方について詳しく解説をしていきます。
ハーモニックパターンとは
ハーモニックパターンとは、フィボナッチ数列を駆使した為替分析方法の1つです。
為替相場におけるフィボナッチとは、決められた数字の比率ごとに引かれた線を指すものです。
フィボナッチは投資家心理に基づいた比率とされている線であり、価格動向ごとのパターンをハーモニックパターンに当てはめて分析できます。
ハーモニックパターンはチャートの形+フィボナッチの数値といった2つの条件を満たしていなくてはいけません。
ハーモニックパターンの出現率はそこまで多くないが、出現した際には高い勝率が見込めるぞ。
主にトレンドの過程で使われる分析方法であり、バイナリーオプションでは短期足での逆張りに活かされる傾向にあります。
ダブルトップ(ボトム)、ヘッドアンドショルダーの要素も組み込まれているパターンであり、トレードの補助的な環境認識としても有効とされています。
- ガートレー
- バタフライ
- バット
- クラブ
ハーモニックパターンには、上記4つの種類があります。
ガートレー
- Xが起点となってAに向けて上昇
- Aまで上昇した後にBに向けて下落
- Bの位置はXの価格を下回ってはいけない
- 反発を繰り返してDの位置まで価格が下がる
- DはXとAの価格に対してフィボナッチ78.6%の値に来る
- Dの地点に価格が到達した時に逆張り
M字、またはWのような字を書くパターンで、M字の発生では買いパターン、W字発生では売りパターンに繋がりやすくなります。
バタフライ
- Xが起点となってAに向けて上昇
- Aまで上昇した後にBに向けて下落
- Bの位置はXの価格を下回ってはいけない
- 反発を繰り返してDの位置まで価格が下がる(BとXの位置を下回る)
- DはXとAの価格に対してフィボナッチ127.2%の値に来る
- Dの地点に価格が到達した時に逆張り
ガートレーとよく似ていますが、Dの地点が大きく異なります。
バタフライではDの地点がBまたはXよりも下の位置に来て、フィボナッチはX・Aの価格に対して127.7%と深い位置です。
バット
- Bの位置はXの価格を下回ってはいけない
- 反発を繰り返してDの位置まで価格が下がる(Bの位置を下回る)
- XとAのラインに引くフィボナッチの50%ラインがBの地点
- XとAのラインに引くフィボナッチの88.6%ラインがDの地点
- Dの地点に価格が到達した時に逆張り
バッドは、ガートレーと同じパターンですが、フィボナッチの数値が異なります。
B地点は50.00%、D地点は88.6%の位置が目安となる仕組みです。
クラブ
- Bの位置はXの価格を下回ってはいけない
- 反発を繰り返してDの位置まで価格が下がる(BとXの位置を下回る)
- XとAのラインに引くフィボナッチの61.8%ラインがBの地点
- XとAのラインに引くフィボナッチの161.1%ラインがDの地点
- Dの地点に価格が到達した時に逆張り
クラブでは、Bの価格が61.8%、Dの価格が161.8%の位置に到達した時に成立するパターンです。
条件通りに当てはまると、強い逆張りのシグナルとなる傾向にあります。
ハーモニックパターンのバイナリーオプション攻略方法
次に、ハーモニックパターンをバイナリーオプションで攻略する方法を紹介していきます。
全てのパターンに共通して、バイナリーオプションでは以下の方法で攻略すると良いでしょう。
・ローソク足1分足表示
・判定時間10~15分ほどの長め
・逆張りでのエントリー
ハーモニーパターンが出現することは少ないので、少しでもエントリーチャンスを増やすために1分足でチャンスを待った方が良いです。
また、ハーモニックパターンは逆張りで推奨されている分析手法になるので、バイナリーオプションであっても逆張りでのエントリーで活用するようにしましょう。
ガートレーの攻略方法
最初に紹介するのは、基本的なハーモニックパターンでの逆張りです。
トレンドを形成しているポイントに対して、フィボナッチの線を引いてあげましょう。
上昇トレンドであれば、安値ライン→高値ラインの順に引いてあげます。
トレンド発生後に反発を繰り返し、上の黒い〇のポイントで逆張りハイエントリーをします。
上のチャート図では、以下の条件を満たしていることがわかるでしょう。
- Aの価格がCよりも高い
- Bの価格よりもエントリーポイントの価格が低い
- エントリーポイントは78.6%のラインに到達している
- Bとエントリーポイントがトレンド前の安値を更新していない
前述したパターンの1つであるガートレーの逆張り条件が揃った状態です。
フィボナッチの引き方はローソク足実体、ヒゲなどトレーダーによって異なるので61.8%という数値はあくまでも目安になります。
到達手前で軽めのエントリー、到達してからは強気の金額で勝負するなどして使い分けるようにしましょう。
下降時であっても、価格の目安が同様のパターンを用いてハイエントリーを狙います。
バタフライの攻略方法
次に紹介する攻略方法は、バタフライのパターンです。
バタフライのパターンでは、フィボナッチの127.2%ラインが重要となってきます。
しかし、デフォルトのフィボナッチリトレースメントには127.2%の線が入っていないので、自身で追加をしておきましょう。
フィボナッチを表示して、MT4/MT5の画面を右クリック→「表示中のライン」→「fibo」を選択しましょう。
上のような画面が表示されるので、右の追加をクリックし「1.272」と入力してOKをクリックすれば表示できます。
その後はトレンドに沿ってフィボナッチのラインを合わせていきましょう。
上のチャート図では、以下の条件が成立していることがわかります。
- Aの価格がCよりも高い
- Bの価格よりもエントリーポイント(D)の価格が低い
- Bの価格はXの価格を下回っていない
- Dの価格はXの価格を下回っている
- エントリーポイント(D)は127.2%のラインに到達している
パターン②では、ハーモニックパターンであるバタフライの条件が成立しています。
Dのポイントは127.2%ラインできっちり反発をしていますが、到達した時点での逆張りを狙うと有効です。
バットの攻略方法
パターン③では、バットの発生を狙っていきましょう。
バットでは50.0%と88.6%のラインが起点となります。
50.0%はデフォルトで表示されますが、88.6%のラインはデフォルトではないので、前述した追加方法を参考にして追加をしてください。
追加が完了したら、フィボナッチを引いて条件を満たしているポイントがないかを確認していきましょう。
上のチャートでは、以下のようなバットの条件を満たしていることがわかります。
- Aの価格がCよりも高い
- Bの価格よりもエントリーポイントの価格が低い
- Bの価格が50.0%のラインにある
- Bの価格はXの価格を下回っていない
- Dの価格はXの価格を下回っていない
- エントリーポイント(D)は88.6%のラインに到達している
条件が厳しいので出現する可能性は低いですが、出現後は強い逆張りの相場になり得ます。
88.6%のラインは常に表示できるようにして、他のパターンの分析と併用しながら分析をしていくと良いでしょう。
クラブの攻略方法
最後に紹介するのは、クラブの活用方法です。
クラブでは61.8%ラインと161.8%ラインが重要となりますが、両方ともにデフォルトで入っているので、別途用意する必要はありません。
ハーモニックパターンの中で最も強力なサインですが、条件が当てはまる箇所は少ないので注意しましょう。
上のチャートでは、クラブの発生条件を満たしています。
- Aの価格がCよりも高い
- Bの価格よりもエントリーポイント(D)の価格が低い
- Bの価格が61.8%のラインにある
- Bの価格はXの価格を下回っていない
- Dの価格はXの価格を下回っている
- エントリーポイント(D)は161.8%のラインに到達している
161.8%のDの箇所に達したら逆張りのエントリーを行っていきます。
Xの価格を大きく下回ることが重要となってくるので、狙う際はチャートを広い視点で見るようにしましょう。
見つけ方としては、左右非対称のひし形系で価格が構成されているポイントを狙うと良いです。
1分足で見ても発生することは滅多にないパターンですが、発生したら強い逆張りのシグナルとなるので、強気で狙えるポイントになります。
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