バイナリーオプションでライントレードは逆張りに有効!【レジサポラインを活かせ】
バイナリーオプションでは、意識される価格帯にラインを引いて取引するライントレードをするが多いです。
本記事ではバイナリーオプションでのライントレードの使い方を詳しく解説していきます。
ライントレードとは
為替のチャートには、意識されているor意識されるであろう価格帯にラインを引くのが一般的です。
前日や直近の高安値にラインを引いて、その価格帯を意識したエントリーをするのがライントレードと言われています。
でもどうして高安値のラインって意識されるんですか?
ラインが意識されるのには、FXでのエントリー方法が関係しているでござるよ。
為替相場に値動きに影響を与えるFX取引では指値という予約型の注文方法があります。
投資家達は指値を入れる際に、直近や前日前々日の高安値を基準としやすいです。
基準となる目安の価格となる事から、指値注文の際に意識されやすくなります。
ライントレードではそんなFXで指値の貯まるポイントを予測してエントリーを狙う手法です。
逆張り手法で用いられやすい
バイナリーオプションでは、相場の天底を狙った逆張り手法が人気です。
ライントレードでも同じで「引いたライン付近に価格が到達すれば逆張りのエントリー」といった手法を使う方が多くいます。
前述した、FXトレーダーの指値注文によってライン到達後に価格が反発するであろうと考えてエントリーする傾向です。
特に一定価格の水準を行き来するレンジ相場では有効性の高い手法と考えられています。
レンジ相場では直近の高安値が意識される相場と言えるでござるな。
そのため、ライントレードでも勝率が高いと考えられているんだ。
ラインで規則正しく反発をするからこそ効果的なんですね!
ライントレードの応用編に、ゾーントレードという手法があることを覚えておいてね。
バイナリーオプションでのライントレードの注意点
次は、バイナリーオプションでのライントレードに関する注意点を解説します。
ライントレードは有効な手法と言われていますが、ラインの定義や習性を理解しておかないと逆にバイナリーオプション取引の勝率を落としてしまう可能性があるのです。
ラインは永遠に有効となるわけではない
チャート上にラインを引いて、実際にその価格帯で反発を繰り返したとします。
その場合では結果的にその価格帯が意識されているという事になりますが、ラインは永久に意識されるわけではありません。
FXはバイナリーオプションと違って値幅の分だけが利益となります。そのため、トレンド相場に乗りたいと考える投資家が多くラインブレイクを常に期待しているのです。
レンジ相場が形成されている状態では「次にライン到達したときにエントリーしよう」と判断する投資家が増えます。
逆方向へのエントリーであれば問題ないですが、トレンド方向に沿ったエントリーが集中してしまうと逆張りの効果が薄れてしまうのです。
特にレンジ期間が長くなっている状態では注意が必要でござるな。何十回も同じラインで反発をするわけではないんだ。
ライン反発は1~3回ほどを目安に見てあげましょう。それ以降のライン到達はブレイクしてトレンドの前兆となってしまう可能性があります。
ラインの引き方に正解はない
ラインの引き方はトレーダーによって異なります。
ローソク足のヒゲ先で引く人もいれば実体で引く人など様々です。
この引き方が正解っていうのはあるんですか?
それは特に決まっているわけではないのだ。トレーダーによって見ている時間足が異なるから、短い時間足では実体であったとしても長い時間足ではその価格は全く意識されないと捉えられる事もあるでござる。
ラインを引く際はその価格で確実に反発するという認識ではなく、あくまでも根拠の1つとしての意識を持つことが重要です。
ライン付近で価格が停滞する事がある
意識されている高安値のラインでも大きなブレイクor大き反発をするのではなく、ライン付近で価格が停滞するという事もあります。
バイナリーオプションには判定時間があるので、ライン付近で価格が停滞してしまうとそのまま同値やギリギリの勝負で終わってしまうケースが多いです。
そのような現象があることから、バイナリーでの高安値を狙った逆張りは実は勝率の低い手法となっているのです。
ええー!ライン反発の手法って勝率低いんですか?!
過去統計から見ると実は弱い手法となっているでござる。
ライン付近で停滞することや、いつか必ずラインブレイクするという点がポイントだな。
ラインだけを狙った手法では短期的に勝てたとしても、長期的に安定した運用はできないと考えておきましょう。
バイナリーオプションで効果的なライントレード方法
次は、バイナリーオプションでの効果的なライントレードを紹介します。
先ほどライン反発を狙った手法は勝率が低いとお伝えしましたが、見方や狙い方を変えることで有効性が増すようになります。
以下を参考にして自身の分析に活かしてみてください。
紹介するものは全て逆張り手法のものでござるぞ。
レジサポ転換の初回
レジスタンスラインとサポートラインが転換した後は有効なエントリーポイントになりやすいです。
・レジスタンスライン→上値抵抗線
・サポートライン→下値支持線
それまで高値ラインとして意識されていた価格帯は、上値にブレイクしてレンジを形成した時に安値ラインとなって意識される場合があります。
それをレジサポ転換と言いますが、そのラインへの初回到達は瞬時の反発をしやすいポイントです、
あくまでも初回の到達で逆張り系のオシレーターなどが反応をすると有効なポイントになりやすいです。
ラインを勢いよく抜いた後の反発
ライントレードをする際はライン到達後の反発を狙うのではなく、ラインを勢いよく抜いた後を狙うと良いです。
ラインを意識される価格帯に引いて、そのラインを強くブレイクしてきたら反発のチャンスとなります。
為替相場では急騰急落をした後に反発をする可能性が高まります。
また、ラインを勢いよくブレイクした結果、ライン付近に貯まっていた指値に押し戻されることで反発の確率が増すのです。
なるほど。
ラインに到達してすぐではなく、大きく抜いてからがエントリーポイントとなるんですね。
もちろんその目線だけで勝てるわけではないが、1つの根拠として見てあげると良いぞ。
長い時間足でのライン到達
バイナリーオプションは短期売買の取引のため、1分や5分という短い時間足で分析をする方が多いです。
通常の裁量手法やインジゲーターを駆使した取引ではもちろん短い時間足での分析が必須となります。
しかし、ラインを見る際は15分などの比較的長めの時間足で分析すると勝率が上がるケースが多いです。
意識されるであろう価格帯にラインを引いておきます。
15分ほどの足で見るという事は、1分や5分で見た時よりも相場を広く見ているという事です。
過去のラインであったとしても、価格が到達してきた際に一瞬の反発をしやすくなります。
バイナリーオプションではその一瞬の反発を取れれば勝ちです。
身近な直近高安値ラインというよりは、相場を広く見た時のラインを意識して見る事が重要だぞ。
バイナリーオプションで効果的なライントレード手法は以上です。
ライントレードの勝率を検証してみた
ラインのみでの勝率は低い傾向にありますが、実際にはどうなのかを検証してみました。
検証内容
通貨ペア:USD/JPY、EUR/JPY、EUR/USD、GBP/USD
時間足:5分足
上記の内容で、2023年9月28日の相場を検証しています。
USD/JPY(ドル円)の検証結果
USD/JPYでは、上記の高値ラインを元に検証を行っています。
黒い〇のポイントがエントリーポイントになります。
ライン付近で停滞した箇所を考慮しても、4勝2敗と2勝の勝ち越しでした。
EUR/JPY(ユーロ円)の検証結果
続いて、ユーロ円での検証結果を見ていきます。
ユーロ円では、上記の安値ラインを起点に検証を行いました。
序盤は2回の反発を見せて好調でしたが、後半の2回に連れて負けが続きます。
結果的に2勝2敗の五分となりました。
EUR/USD(ユーロ米ドル)の検証結果
続いて、EUR/USDの検証結果を見ていきます。
上記の安値にラインを引いて検証しました。
序盤で勝ち負けを繰り返し、その後はライン付近で停滞しました。
ライン到達したポイントでは、結果2勝2敗の五分になっています。
GBP/USD(ポンド円)の検証結果
最後に、GBP/USDの検証結果を見ていきます。
GBP/USDでは、上記の安値ラインを起点として検証します。
ラインに到達した箇所は上の3か所です。
3回中反発したのは1回で、2回は負け越しで終了しました。
【検証結果】勝率は50%に近いため、ラインのみでは利益が出ない
USD/JPY:4勝2敗
EUR/JPY:2勝2敗
EUR/USD:2勝2敗
GBP/USD:1勝3敗
計9勝8敗
結果的に9勝8敗と1回勝ち越した程度なので、勝率は50%に近いでしょう。
仮に、ペイアウトが1.85倍とすれば1000円エントリーで、850×9勝ー1000×8=350円のマイナスとなります。
勝率2倍以上の取引でしか通用しないので、ラインだけでのトレードはそこまで有効ではありません。
ラインは1つの根拠として付け加えるだけで、複数インジゲーターとの併用をするのがおすすめだ。
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