バイナリーオプションのナンピン手法【ハイロー取引で勝てる】

バイナリーオプションのナンピン手法に賛否両論に分かれる理由は、ナンピンを間違えた手法でとらえていることが原因です。

FXの考え方でナンピンを見れば、ナンピンはバイナリーオプションでも十分に効果が見込める手法であることがわかります。

今回はバイナリーオプションにおいてナンピンに効果がある理由と、おすすめのシチュエーションを紹介するので取引の参考にどうぞ。

ナンピンとは

負けているにも関わらず、同じ方向へエントリーを増す手法を、「ナンピン」と呼びます。

ナンピン（難平）買いとは、保有している銘柄の株価が下がったときに、さらに買い増しをして平均購入単価を下げることです。

参考：SMBC日興証券

漢字で書くと「難平」と表すことができ、難（損失）を平ら（平均）にするといった意味が込められているよう。

予想に反したにも関わらず、同じ方向へさらにエントリーする手法、最初のテクニカル分析によほどの自信がなければできない手法です。

ナンピンの取引例

実際に、ナンピンをした場合の取引例を見ていきましょう。

ドル円相場がトレンド形成をしてきたので、1本逆張りでエントリーを入れます。

すぐに下落しなかったので、再度高値で２本目のエントリーを入れていきます。

このように、複数回エントリーをして、２本とも勝てれば利益、１本だけ勝っても１勝１敗となる仕組みです。

バイナリーオプションでは相場の天底を狙うことで利益が出せる可能性が高いですが、ナンピンを活用することで、有利な位置でエントリーができます。

バイナリーオプションでナンピンは効果あり

「ナンピンとは」で解説したとおり、テクニカル分析に絶対的な自信が必要の手法です。

バイナリーオプションのナンピンを間違えて捉えている人、もしくはテクニカル分析に自信のない人が、とるべき手法ではありません。

ナンピンとマーチンゲール法は違う

バイナリーオプションでマーチンゲールをすすめる人はあまりいません。

掛け金を倍にしていく手法でリスクのほうが大きく、バイナリーオプションでマーチンゲールはおすすめしないという意見が通説です。

相場状況を把握してナンピンを利用すれば効果あり

ナンピンは、金額を変えず同じ方向にエントリーをする手法。

上記の違いから、バイナリーオプションでは強いトレンドが発生しているのを、テクニカル分析により察したからこそナンピンができます。

FXでは、トレンドが継続していると分析したからこそナンピンをします。
（トレンド発生〜終了までが一括り）

バイナリーオプションにおけるナンピンも、FXと同じ考え方をすれば意味のあるナンピンになります。

相場状況を把握すれば、意味と効果のあるナンピン手法が利用できます。

ナンピンによりリスクを減らせる

成功すれば、最初の負け分を消してくれる手法です。
テクニカル分析に自信がある人は、最初の負け分も最終的には勝ちに変わるかもしれません。

例えば、テクニカル分析により、上昇トレンドが発生中と相場分析をしました。

もし1本目が負けても、2本目が取れれば負けは最小限に抑えられます。
ナンピン効果により、減らせた損失です。

Twitterでも、次の口コミがありました。

今週の勝率ヤバい😱既に70も取引してたw

現時点で53勝17敗（ナンピン有り）

勝率は【75.7パーセント】

今のところね😅

マーチンは絶対やっちゃダメだけど、ナンピンは上手くやれば本当に使える手法だと思う。#ハイローオーストラリア#バイナリーオプション#バイナリー#ハイロー#投資#BO#FX

— Trader K【お金配りおじさん】 (@_trader_k_) August 26, 2020

バイナリーオプションでも、ナンピンは、上手に利用すれば効果覿面です。

ナンピンで勝てるバイナリーオプションの状況

最後に、バイナリーオプション相場でナンピンが効果を発揮できるシチュエーションを解説します。

では、２つのシチュエーションを順に見ていきましょう。

トレンド中の順張りナンピン

ナンピン＝トレンド相場です。

強いトレンドが発生しているからこそ、同じ方向へのエントリーができます。

下の1分足チャートの画像を見てみましょう。

①で、直近の安値を割ったことから、トレンドの発生が見られます。
②で、ADXもトレンドの発生を示唆してくれました。

ローソク足が陽線で終了している時間もありますが、確実に5分ならば価値が見込める相場状況です。

エントリー後、2本連続で陽線が発生した場合、不安が生じます。
それでも、下降トレンドに自信が持てる相場状況です。

レンジ相場での逆張りナンピン

バイナリーオプション取引のレンジ相場では、逆張りでナンピンを狙う。

下は1分足チャートのレンジ相場です。

高値と安値を更新していないことから、レンジ相場なことがわかります。
また、ADMも3本のラインが束になっていることから、レンジ相場の示唆です。

レンジ相場における有効な手法は逆張り、①では5分取引の逆張りが見事成功しました。

問題は②です。Lowエントリーをしたがなかなか下がりません。

そこで、3分後にローエントリーをナンピンしました。結果は、レンジ相場なので下降するというわけです。

相場の状況に自信があれば、ナンピン手法はバイナリーオプションでも有効です。

バイナリーオプションはゴールが決められた取引、追加でエントリーをしてゴールを増やすのは理にかなった手法と言えます。

有利なポイントで資金を増額するナンピンが効果的

ナンピンは相場状況選定だけではなく、エントリー資金の設定も重要になります。

• 一定の資金でナンピンを行う
• ナンピンをするごとに資金を上げていく
• ナンピンをするごとに資金を下げていく

一定の資金でナンピンを行う

まずは、一定額でナンピンを行う方法です。
資金額はエントリー回数に限らず一定水準で、増額や減額は一切しません。

例えば、1万円を1回のエントリー額にしている場合は、2000円エントリーをナンピン含め5回入れていくことになります。

ナンピンの中でもリスクヘッジができる資金管理法です。

ナンピンをするごとに資金を上げていく

上記すべてがナンピンの手法ですが、資金を上げていく方法が最も効果的です。
ナンピンでは、遅くエントリーするポイントほど有利な位置で約定をします。

最初にエントリーしたポイントよりもナンピン時のポジションの方が勝率が高いため、資金を上げていくことで効果的となるのです。

初回エントリーのポイントで負けたとしても、ナンピンのポイントで勝てていれば利益となるケースもあります。

資金を増額する際は、エントリー資金が高額になりすぎないように注意しましょう。

ナンピンをするごとに資金を下げていく

資金を下げていく方法は、バイナリーにおいて有効ではありません。
ナンピンでは２回目以降のエントリーポイントの方が勝ちやすいので、１勝１敗でも負け越しになる可能性があります。

エントリー資金を間違えた場合や、少しでもリスクをヘッジしておきたい場合のみ有効と言えるでしょう。

ナンピン手法を使う際の注意点

バイナリーオプションでナンピンをする際は、以下のポイントに注意しなくてはいけません。

それぞれを詳しく見ていきましょう。

資金管理の乱れ

ナンピン手法を活用する際は、資金管理の乱れに注意しましょう。

ナンピンは同じポイントで複数回のエントリーをするので、資金管理が乱れやすくなります。

ナンピンは追いかける範囲やエントリーの回数を設定しなければいけません。

順張り：相場の転換点で負ける場合がある
逆張り：トレンド発生や継続で負ける場合がある

上記のように、ナンピンをしても必ず成功するわけではないので、資金管理を徹底しましょう。

スプレッドの発生

バイナリーオプションの取引では、以下のようなポイントでスプレッドが発生するケースがあります。

・約定が集中しているポイント
・相場変動が激しいポイント

スプレッドの発生により、不利な位置での約定となり、結果スプレッド分の差で負けてしまうケースもあるのです。

もしも、1回目のエントリーが希望価格で約定できたとしても、その後スプレッドが発生することでナンピン分の取引が1回目よりも不利な位置になる可能性があります。

スプレッド発生によりナンピンが機能しなくなる可能性があるので注意しましょう。

約定拒否

各バイナリー業者では、決して優秀なサーバーを採用しているわけではないです。
相場の変動が大きい時間や銘柄によっては、エントリーしたにも関わらず約定できていない約定拒否が発生します。

約定拒否がナンピンで発生すると、勝負に熱くなりやすいです。

仮に約定拒否に合ったとしても、しょうがないものと捉えて次のエントリーチャンスを待つようにしましょう。

バイナリーオプションでナンピンを試してみた

実際に、海外バイナリーオプション会社のハイローオーストラリアを使ってナンピン取引を体験してみました。
本記事で記載している手法をもとに取引しています。

トレンド相場を形成したポイントを狙っています。

EUR/USDでエントリーチャンスが来たので、再度下落したポイントで1本(5000円)エントリーを入れます。

トレンドの勢いが強く、再度下落に転じたので、複数本のエントリーを狙っていきます。

下落幅が大きく、入ったポジションは全て負けてしまう結果になりました。

トレンドの転換点ではなく過程のポイントでエントリーしたことが敗因です。

下落するにつれて資金量を多くしたのでマイナスが多くなってしまいましたが、やはり資金管理が重要な手法であると言えるでしょう。

【体験して分かったこと】ナンピンをする前のルール作りが重要

ナンピンをする際は、事前にルール作りを行っておきましょう。

ナンピン手法はバイナリーオプション取引において効果的ですが、その分損失を出す可能性もあります。

回数や辞め時、トータル資金の設定ができていないと、一瞬で資金のすべてを失う可能性があります。

上記のルールを意識して、安全なナンピン取引を心がけていきましょう。