バイナリーオプションでパーフェクトオーダーは有効!?使い方や注意点を解説
バイナリーオプションは判定時間が明確に決まっている取引のため、逆張り手法で相場の天底を狙う方が多いです。
しかし逆張り手法は、一方方向に伸びるトレンドに弱いという特徴があります。
そこで、パーフェクトオーダーといったチャートのパターンを覚えることでトレンドの強弱が分析可能です。
このページでは、バイナリーオプションのパーフェクトオーダーにおける特徴や活かし方を詳しく解説していきます。
パーフェクトオーダーとは?
パーフェクトオーダーとは、短期、中期、長期の移動平均線が順番に並んで一方方向に伸びているチャートパターンを指します。
3本の線が平行になっており、トレンドの角度が急であるほどトレンドが強いことを指します。
上昇トレンドの場合は、上から短期、中期、長期の順番に移動平均線が表示されます。
下降トレンドの場合は、上から長期、中期、短期の線が平行になるのです。
短期、中期、長期ってのは具体的にどの期間を入れればいいんですか?
ここに明確な決まりはないでござるよ。
最初は短期25日、中期75日、長期200日で入れてみるのがおすすめだ。
移動平均線は、MT4チャートの上部にある「挿入」→「インディケータ」→「MovingAverage」の順にクリックすると挿入可能です。
パーフェクトオーダーは移動平均線での分析前提だ。
移動平均線を使ったバイナリーオプション攻略法は別ページを読んでくれ。
ここで期間を選択して短期、中期、長期の線を挿入してみましょう。
線はそれぞれ色を変えてあげると見やすくなります。
パーフェクトオーダーの特徴
パーフェクトオーダーは移動平均線で見た相場分析で基礎となる要素です。
そんなパーフェクトオーダーの見方や特徴について見ていきましょう。
ゴールデンクロスとデッドクロス
パーフェクトオーダーを形成する前には、ゴールデンクロスとデッドクロスというパターンが意識されやすくなります。
クロスとは移動平均線の交わりを指します。
実際に見てみましょう。
上のチャート画像では、高値圏からの下落で短期(赤)、中期(オレンジ)、長期(青)が交り合っていることが分かります。
その後下落トレンドを形成しているので、この形はデッドクロスです。
上昇時は赤の短期線が最も上にあったのに、交わって下落をしたことで黄色の長期線が上に切り替わっています。
このような交わりはトレンドの前兆、もしくは転換点として意識されやすいのです。
トレンドの始まりや転換が見極められるってことですね!
もちろん100%とは言い切れないがな。
しかし、トレーダーたちに意識されるポイントであるから、トレンド転換やトレンド発生に繋がるケースが必然的に多くなるのだ。
緩やかなトレンドやレンジでは確認できない
パーフェクトオーダーを見る際の目的は、トレンドの強さにあります。
そのため、短いトレンドやレンジ相場ではパーフェクトオーダーの確認ができません。
上のチャートのように、移動平均線が交わり続けているポイントでは強いトレンドではない、もしくはレンジ相場が形成されていると判断できるのです。
なるほど!
相場状況が移動平均線を見れば一目で判断できるんですね!
トレンド相場でも弱いトレンドと強いトレンドがあるので、このように短期、中期、長期線の幅が狭い状況では弱いトレンドであると確認ができます。
FXの順張りで使われる傾向にある
パーフェクトオーダーは、FXの順張りで使われる傾向にあります。
エントリーした数値から大きな値幅を狙った方が利益効率が良くなります。
そのため、FXでは強いトレンドを意識した順張り手法が好まれ、移動平均線でのロジックが多く存在するのです。
逆張りが人気のバイナリーオプションでは明確なエントリーポイントに使われることが少なく、あくまでも相場の環境認識として用いられることが多くなります。
それじゃあバイナリーオプションではパーフェクトオーダーを見てもあまり意味がないってことですか?
そんな事はないでござる。
バイナリーオプションでの活かし方は後ほど詳しく解説するぞ。
パーフェクトオーダーを利用した分析方法
10分前後の短期判定で取引をするバイナリーオプションでは、付けた値幅の大きさは関係ありません。
少しのpips幅でも思惑方向に進んでいれば勝ちとなります。
バイナリーオプションでは極端なトレンドよりも瞬時の反発を狙うことが重要となるので、パーフェクトオーダーを手法とする方が少ないのです。
しかし、相場分析の際には有効な分析方法と言えます。
バイナリーオプションにおけるパーフェクトオーダーは、危険な相場を回避する盾のようなものでござるな。
具体的な分析手段を見てみましょう。
相場の方向性を確認する
まずは、相場の方向性をパーフェクトオーダーで確認するという分析方法です。
白い矢印の時間帯にバイナリーオプションの取引をしてたとしよう。
この時にはどんなことを意識して取引すべきと思うか?
えーっと、下落トレンドができてるなあとしか思わないですね….
下落トレンドができているという事は、相場が下方向に強いということでござる。つまり、ハイエントリーが必然的に弱くなり、ローエントリーの勝率が高くなるってことだな。
なるほど!
この場合はローエントリーのチャンスが来た時に積極的に狙えばいいんですね。
相場の方向性を移動平均線のパーフェクトオーダーを見て確認することで、どちらのエントリーが強いかが確認できます。
バイナリーオプションは短期判定なので1分足や5分足で分析する傾向にありますが、パーフェクトオーダーを見る際は1時間や4時間足などの長期足で見てあげましょう。
1時間足で下落のパーフェクトオーダー→陰線の出現確率が高い
4時間足で上昇のパーフェクトオーダー→陽線の出現確率が高い
1時間足や4時間足では短期足の分析ができないので、取引開始前に一度チェックをして相場の方向性を確認しておきましょう。
バイナリーオプションの順張り、逆張り手法の両方で勝率を上げる要因となります。
トレンドの前兆を予測する
パーフェクトオーダーを意識した移動平均線の形は、トレンドの前兆を予測するのに有効です。
- ゴールデンクロスとデッドクロスの発生
- レンジ相場が長くなっている状態
上記のポイントが発生した後は、投資家達による売買が活発となるのでトレンドが発生しやすいです。
これは移動平均線のパーフェクトオーダーを意識してみることで予測ができます。
ゴールデンクロスかデッドクロスが発生するとトレンド転換となり、それまで強かったエントリーの方向が効かなくなりやすいのです。
それまで上昇してハイエントリーが強かったポイントであれば、デッドクロスの発生により次からはローエントリーが強くなると予測できるでござるな。
また、レンジ期間の長さもパーフェクトオーダーを意識することで一目での確認ができます。
レンジ相場では、短期、中期、長期線が傾いていない状況になります。
この線の傾きを見るだけで、レンジ期間が長いか短いかを把握できるのです。
レンジが長くなるとトレンドの前兆になりやすいので、バイナリーオプションの逆張りではエントリーを控えて様子を見るべきと言えるでしょう。
でもトレンドの前兆になるなら順張り手法が狙えそうですけどね?
投資家達は「次にブレイクした方向にエントリーしたい」と考える傾向にあるから、どっちの方向にトレンドが出るのかが分かりにくいでござる。そのため順張りの手法を使うにも危険なポイントとなるぞ。
パーフェクトオーダーを利用したバイナリー攻略手法
パーフェクトオーダーは明確なバイナリーオプションでの根拠になりにくいです。
しかし、長期の判定時間であれば有効に使える場合もあります。
ハイローオーストラリアでは、1時間や24時間といった長期の判定時間が提供されているぞ。
長期取引でトレンドに沿った順張りで活かす方法を見ていきます。
ハイローオーストラリアの場合だと、全ての取引時間から1時間or1日取引を選択しておきます。
ここで注意すべきポイントは、残りの判定時間についてです。
1時間判定は必ず、〇〇時00分が判定となるので、タイミング次第では残り時間が10分や5分のような短期判定になってしまう可能性があります。
極力長い時間で判定まで待ちたいので、1時間判定を使う際は30分以上判定が残っているポイントを狙いましょう。
まずは、移動平均線を表示させて、上チャートのようなローソク足の平均値が小さくなっている相場をチェックしましょう。
その後、トレンドが発生したポイントを狙いますが、赤い〇の箇所に注目してください。
〇のポイントでは、一時的な下落を見せるも、再度上昇方向へ推移していることが分かります。
このように、トレンドと逆にヒゲを付けたポイントは強いトレンドの前兆になりやすく、パーフェクトオーダー形成後の順張りに最適です。
1時間判定であれば5分足、1日判定であれば30分足などで分析をして、チャンスが来れば狙っていきましょう。
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