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RSIを使ったバイナリーオプション攻略法とおすすめ設定を紹介

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バイナリーオプションでは、トレーダーごとに様々なインジゲーターを用いた取引を行います。
インジゲーターの中でも、特にバイナリーオプションでの人気が高いのがRSIです。

本記事では、RSIのバイナリーオプションでの使い方について詳しく解説していきます。

目次

RSIとは

RSIとは、一定期間の価格水準から売られすぎ買われすぎを示すインジゲーターです。

MT4/MT5にも標準搭載されているインジゲーターで、「挿入」→「インディケータ」→「オシレーター」→「Relative Strength Index」の順に追加すれば挿入できます。

RSIはサブチャートに表示されているインジゲーターで、1本の線の位置から相場状況が把握できるというものです。

・70…買われすぎライン
・30…売られすぎライン

RSIの線が70以上の位置にあると買われすぎ→その後の下落が見込める、RSIのラインが30以下にあると売られすぎ→その後の上昇が見込めるといった判断ができます。

逆張り手法が好まれやすいバイナリーオプションではメジャーなインジゲーターであり、レンジ内の反発を狙う際に有効です。

RSIの計算式

RSIは、以下の計算式で算出されています。

RSIの計算式

一定期間における上昇幅の合計÷(一定期間における上昇幅の合計-一定期間における下落幅の合計)×100

一定期間における上昇・下落幅から、上昇した割合に比重を置いて計算しています。

一定期間は自由に設定ができ、デフォルトは期間14です。

チャートを1分足に表示した場合は、14分間の上昇・下落幅から現在の相場が買われすぎているのか、または売られすぎているのかを算出できます。

RSIのおすすめ設定

RSIは期間を変える動きが変化します。

期間が長い→算出する上下幅が大きくなるので、RSIの反応が鈍感になる
期間が短い→算出する上下幅が狭くなるので、RSIの反応が敏感になる

期間を変えて使う際は、上記の違いを把握しておくようにしましょう。

特別な理由がないのであれば、バイナリーオプションでRSIを利用するのであればデフォルトの設定がおすすめす。

初心者の方やRSIをあまり使ってこなかった方は、デフォルトの期間14で使用すると良いです。

RSIの基本的な使い方

RSIには、主に以下2種類の使い方があります。

RSIの基本的な使い方
  • RSIの位置から現在価格の状況を分析
  • ダイバージェンス

まずは、基本的な使い方をマスターして、本格的な手法形成を行ってください。

RSIの位置から現在価格の状況を分析

RSIの使い方として最もメジャーなものは、買われすぎ、売られすぎ水準を狙った分析です。

RSIが反応した時点で相場の傾き具合が分かるので、反発を意識して逆張りのエントリーが有効となります。

サブチャート上ですぐに確認ができるので、初心者の方にもおすすめな活用方法です。

ダイバージェンス

ダイバージェンスとは、実際の価格とオシレーター系インジゲーターの逆行現象を指します。

オシレーター系のインジゲーターには、ストキャスティクス、CCIなど様々なものがありますが、ダイバージェンスではRSIの分析が主流です。

上チャートを例にすると、価格では①よりも②の価格が下落していることがわかります。
対してRSIのラインは、価格が高い②の方が上昇している状況です。

このような逆行現象をダイバージェンスと言い、トレンド相場で出現した際は未来の価格が反発をするサインとなります。

RSIはだましに注意!

RSIを使う際は、RSI特有のだましについて良く理解しておく必要があります。
RSIでよくあるだましは、以下の2点です。

・長期トレンドでのだまし
・レンジからトレンドに切り替わるタイミング

長期トレンドでのだまし

RSIはトレンド相場に弱く、レンジ相場で機能しにくいという特徴があります。

上チャートのような反発が少ないダラダラとしたトレンド相場では、常にRSIが上昇(下降トレンド時は下方向)に推移してしまいます。

上記のような相場で狙ってしまうと、だましに合って連敗確率も上がってしまうので、基本的にはレンジ相場で使うようにしましょう。

レンジからトレンドに切り替わるタイミング

為替相場では、レンジ相場7割、トレンド相場3割の割合で形成されると言われています。

RSIはレンジ相場で強いインジゲーターですが、トレンドの前兆時にはだましに合い負けてしまうケースがあるのです。

レンジブレイクからのトレンド発生は、RSIを使っていると回避できないので注意しましょう。

トレンドの前兆はレンジ期間が長くなっている、または流動性の高い夕方以降の相場で発生しやすいRSIのだましパターンです。

RSIを使ったバイナリーオプション攻略手法3選

次に、RSIを使ったバイナリーオプションの攻略手法を紹介していきます。

RSIを活用してバイナリーオプションでの勝率を上げていきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

RSI攻略法①レンジブレイクからの逆張り

まず紹介するのは、RSIを使ってレンジブレイクからの逆張りを狙った攻略法です。
ローソク足5分足表示、MT4/MT5チャートにRSIを挿入して、レンジ相場が形成されていないかを確認します。

レンジ相場が形成されていることが確認できたら、直近の高値と安値にラインを引いておきましょう。

本攻略法では、レンジ相場の高安値ラインを大きく抜けてきたポイント+RSIの反応地点を狙っていきます。

赤い矢印の箇所がエントリーポイントです。

エントリーの条件
  • これまでレンジ相場を形成していた
  • レンジ相場の高安値をブレイク
  • RSIが上昇時70ラインを上抜け、下降時30ラインを下抜け
  • 逆張りで次足5分判定のエントリー

ローソク足のサイズが大きいほど反発が見込めるので、レンジブレイクの際はローソク足の形状にも注目をしておきましょう。

RSIの買われすぎ・売られすぎ判断はレンジ相場でこそ機能しやすいので、高安値ラインを超えた時点で逆張りの勝率も上がってきます。

ただし、レンジブレイクがトレンドのサインとなる場合は充分にあり得るので、仮に負けても追いかけないようにしましょう。

RSI攻略法②高安値更新からのダイバージェンス

次に紹介するのは、高安値更新からのダイバージェンスです。
こちらは、ローソク足を1分足で表示させていきます。

RSIはデフォルトの期間14で、再度レンジ相場を狙っていきましょう。

レンジ相場が確認できたら、高安値のラインにラインを引いて待機します。

上チャートのように、レンジ内での高安値更新とRSIのダイバージェンスが確認できたところで逆張りをしていきましょう。

エントリーの条件
  • 直近相場でレンジ相場を形成していた
  • レンジ相場内の高安値を大陽線(上昇時)、大陰線(下落時)で更新
  • RSIがダイバージェンスの形を形成
  • 5~10分ほどの判定時間が目安

攻略法①と同じレンジブレイクでの分析ですが、ダイバージェンスを形成しているポイントの方が根拠が強めとなります。

1分足の分析であっても反発までに時間がかかる可能性があるので、判定時間は5~10分の長めで狙って行きましょう。

RSI攻略法③移動平均線を組みわせた順張りの逆張り

次は、RSIに移動平均線を組み合わせた攻略方法です。

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ローソク足を1分足にして、RSIは期間を7にして表示させましょう。

メインチャートに移動平均線の期間20、サブチャートにRSIの期間7が表示できたら準備完了です。

ここでは、トレンドを形成している相場を狙っていきます。
上昇トレンド時はローソク足が移動平均線の上、下降トレンド時はローソク足が移動平均線の下にきます。

トレンド相場でRSIの根拠を付け足していきましょう。

上昇トレンド過程では、上チャートのように一時的な下落をしてきた箇所がエントリーポイントです。

エントリーの条件
  • 上昇・または下降トレンドを形成している
  • トレンド過程で一時的な反発をして、移動平均線にローソク足が触れる
  • RSIが上昇時70ラインを上抜け、下降時30ラインを下抜け
  • 逆張りで5~10分判定のエントリー

押さえておきたいポイントは、決してトレンドの方向に逆らわないという点です。

上昇時は一時的な下落をした箇所でハイエントリー、下降時は一時的な上昇をしてきたところでローエントリーとなります。

RSIをデフォルトの期間14で表示させると反応せずにエントリーポイントがなくなってしまうので、期間設定は短めにすると良いでしょう。

RSIは単体では勝てない

RSIは優秀なインジゲーターでありますが、弱点も多い指標です。
RSIのデメリットを把握していないと思わぬ損失を被る可能性があるので注意しましょう。

オシレーター系インジゲーターの中でも反応が鈍い

RSIは、他のオシレーター系インジゲーターの中でも反応が鈍いです。

反応が鈍い=エントリーポイントが少ないということに繋がります。

代表的なオシレーター系のストキャスティクス、CCIと比較して一目瞭然です。

RSIの期間を狭くすれば敏感な動きを見せますが、デフォルトの期間14ではエントリーチャンスが少ないので注意しましょう。

単体では勝率が低い

RSIは単体で使っても充分な勝率が見込めません。
RSIを使う際は、他の根拠やインジゲーターと組み合わせて使うようにしましょう。

インジケーターの組み合わせは別ページを参考にしてね。

RSI自体そこまでチャンスの多いインジゲーターではないですが、昨今の為替相場では徐々に勝率が下がってきています。

2017年以前は市場の流動性からRSIの反応も良い相場でした。

しかし、近年は為替相場に流れる金額が少なくなったことで、バイナリーオプションにおけるRSIの勝率は下がっているのです。

根拠を付け加えたうえで、勝率のアップを目指していきましょう。

バイナリーオプションでRSI使った場合の勝率を検証

バイナリーオプションでRISを使った場合の勝率を検証してみました。

USD/JPY5分足チャート
RSIデフォルト表示
RSIが2回以上連続で発生したポイントはカウントしない

上記の設定でRSIの勝率を2023年9月1週目の1週間に分けて見ていきます。

トレンド発生時の反応はカウントしないため、2回連続以上で反応したポイントは避けています。

検証結果

前述した内容で独自に検証したところ、以下のような結果になりました。

USD/JPY→34戦、14勝20敗
EUR/JPY→29戦、15勝14敗
EUR/USD→38戦、13勝15敗
GBP/USD→41戦、23勝18敗

勝率は限りなく50%に近いですが、勝率50%以下ではバイナリーオプションで勝つことができません。

トレンド相場を避けなければさらに取引回数は増えますが、トレンドでの勝率は下がってしまうので、さらに負け越すと考えていいでしょう。

RSI攻略法「レンジブレイクからの逆張り」を実践してみた

RSIを使用した攻略法を駆使して、実際に取引をしてみました。
動画で確認したい方はこちらをご視聴ください。

バイナリーオプション業者ハイローオーストラリア
取引通貨ETH/USD、EUR/USD
使用インジケーターRSI
判定時間Turbo5分
レンジブレイクからの逆張り取引

早速取引開始です!

RSI取引実践

MT4で5分チャートを開き、RSIのみを挿入します。
3つのチャートでレンジ相場が発生していたので、直近の高値と安値にラインを引きました。

ハイローオーストラリアでも同じ銘柄の5分チャートを開き、レンジブレイクを待っていると…

レンジブレイクが2つのチャートに同時に起こりました!

黄色い矢印の箇所でレンジブレイクが起こっています。
ETH/USDでは安値ラインをブレイク。EUR/USDでは高値ラインのブレイクを確認しました。

レンジブレイクを確認したら、次はRSIの確認です。

まずはETH/USD。RSIが30ラインを大きく下抜けしており、エントリーポイントであることが分かります。

同様にEUR/USDも確認してみましょう。70ラインを大きく上抜け…とは言えませんが、ギリギリ70ラインに到達しています。

どちらのチャートもエントリーできそうだな!

エントリー条件を満たしていることが確認できたので、逆張りでエントリーしていきましょう。

ローソク足が次足に移ったタイミングでエントリーしました。

まずはETH/USDにHighエントリーを入れます。
何度か約定拒否を食らってしまいましたが、なんとかエントリー。

EUR/USDのLowエントリーはスムーズにできました。

5分判定なので、5分間ドキドキしながら結果を見守ります。

途中経過を見ていこう。

Lowエントリーを入れたEUR/USDは、予想通り下落していました。
エントリー地点でちょうど反発して、レンジ内に戻っていることが分かります。

対してETH/USDは…

こちらは反発せず、更に下落してしまいました。
ローソク足のサイズも大きかったので期待していたのですが…。

判定時間になりました。はたして結果は…?

安値ラインを大きくブレイクしたETH/USDは、Highエントリー地点より更に下落してしまいました。
反発してレンジ内に戻ることはなく、逆張りは失敗です。

RSIも0に近いし、今度こそ反発するかも…!

このレンジブレイクが下降トレンドのサインかもしれん。
負けても無闇に追いかけてはならんぞ。

気を取り直して、EUR/USDの判定結果を確認します。

こちらは成功して利益が出ました!

RSI反応地点で綺麗に反発し、価格が下落してライン内に戻ってきています。
まだまだレンジ相場が続きそうなので、この相場であと数回はエントリーができるかもしれません。

RSI取引実践 結果

取引が終わったので結果を見ていきましょう。
今回、2つともエントリー額は20,000円でした。

勝敗1勝1敗
勝率50%
損益-2,600円
RSIレンジブレイク取引結果

5分取引のペイアウト率が低いことも相まって、2,600円の損失です。
エントリー額の約10分の1を失ってしまいました…。

2回しかエントリーしていないから、仕方ない部分はあるがな。

負けてしまったETH/USDのチャートは、レンジ相場が長く続いていました。
レンジ相場は、長ければ長いほどトレンド相場に移行する可能性が高くなります。

また、RSIの傾きも角度がありませんでした。
そういう部分にも注目していたらエントリーを見送る判断ができたのかもしれません。

一方、逆張りが成功したEUR/USDのチャートはレンジ相場になったばかりでした。
今後もレンジ相場が続くと見られるので、レンジブレイクを狙った取引にピッタリでしたね!

やっぱりRSI単体だと厳しいんですか?

他のインジケーターと組み合わせるのが無難だろうな。

RSIは優秀なインジケーターですが、RSIとローソク足だけでは勝率はあまり上がらない可能性があります。
トレンド系インジケーターと組み合わせて使った時に、初めてその力を発揮するのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

会社員でありバイナリーオプショントレーダーでもあるマサヒラでござる。自分が得たバイナリーの知識をアウトプットするだけでなく、バイナリーオプションについてもっと知ってもらい、これから始める人の参考になればとても嬉しいでござるよ!
"小学生にもわかるように"をモットーに、楽しく記事を執筆しておる!

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