ハイローオーストラリアはスプレッドで不利になる【High Low取引で発生】
ハイローオーストラリアでは、スプレッド取引という高ペイアウトの取引形態が提供されています。
スプレッドはスプレッド取引でしかつかないと考えられがちですが、実は通常のHighLow取引でも付くものです。
本記事では、ハイローオーストラリアの通常取引で付くスプレッドについて詳しく解説していきます。
ハイローオーストラリアのスプレッドとは
ハイローオーストラリアでは、5分、1時間、1日などの決められた判定時間が付いているHighLowという取引形態があります。
HighLowの取引では、取引チャートの上に現在価格が表示されており、この価格よりも上に上がるか、または下に下がるかを予想します。
144.406より上に上がると予想→Highエントリー
144.406より下に下がると予想→Lowエントリー
基本は上記のように現在価格から上がるか下がるかを予想するルールですが、相場状況や銘柄によってはスプレッドが付いて約定が不利になる場合があるのです。
約定が不利な位置にズレる事=スプレッドの発生と考えて良いでしょう。
一部の条件下ではスプレッドが付くことにより、取引が不利になってしまう可能性があります。
HighLow・Turboスプレッドとの違い
ハイローオーストラリアでは、通常取引の時に付くスプレッドとは別にHighLowスプレッド、Turboスプレッドという取引形態が提供されています。
HighLowスプレッドとTurboスプレッドは、通常のHighLow取引で付くスプレッドとは別物です。
HighLow・Turboスプレッドは、「どんな条件でも必ずスプレッドが付く。その代わりペイアウトは高く設定していますよ。」という取引形態です。
上図は、HighLowスプレッドを選択した際の取引画面ですが、High(緑)とLow(赤)で数値が異なるのが分かります。
スプレッド取引では、このように明確なスプレッドの数値が事前に確認可能です。
しかし、通常のHighLow取引では、必ずしもスプレッドが出ているわけではなく、相場や銘柄によっては現在価格のまま取引ができます。
また、仮にスプレッドが付く場合でも、スプレッドの数値は判断しにくいです。
通常取引でスプレッドが付くと、勝率が落ちやすいうえにスプレッド取引よりもペイアウトが劣るので、圧倒的に不利であると言えるでしょう。
スプレッド取引以外はスプレッドが発生しないと勘違いしている人は多いぞ。
実は通常のHighLow取引でも発生することがあるんだ。
通常取引のスプレッドは約定の集中により発生する
通常取引時のスプレッドは、発生する時と発生しない時があります。
基本的には発生していない場合の方が多いです。
スプレッドが発生するのは、他のトレーダーによる約定の集中が要因です。
- 市場の流動性が高くなる
- 複数のトレーダーがチャンスと捉える相場になる
- 特定銘柄・特定の判定時間でエントリーが集中する
- HighLow取引でスプレッドが発生する
通常取引では、常にスプレッドが発生しているわけではないので、スプレッドの数値も固定化されていません。
約定するトレーダーが多ければ多いほど、スプレッドの数値が大きくなり不利になります。
その結果、通常のHighLow取引でのスプレッド発生に繋がり、取引が不利になってしまいます。
近年は、強い手法を他のトレーダーと共有する人が増えたこともスプレッド発生の原因と言われています。
自分だけの手法はなるべく口外しないようにした方が良いでしょう。
スプレッドが発生しやすいポイント
続いて、ハイローオーストラリアでスプレッドが発生しやすいポイントを解説します。
通常取引のスプレッド=約定の増加によるものですが、いくつかの共通点もあります。
発生しやすいポイントを意識して、回避できるようにしておきましょう。
オシレーター系指標の反応地点
HighLow取引でのスプレッドは、オシレーターの反応地点で発生しやすいです。
ハイローオーストラリアの取引では、以下のようなオシレーター系指標を多用する方が多い傾向にあります。
- RSI
- CCI
- ストキャスティクス
全て、サブチャート上に線が表示されるもので、相場の買われすぎ・売られすぎを示してくれます。
レンジ内の逆張り手法を使う方が多い傾向にあることから、オシレーターが反応する地点では約定が集中しスプレッドが発生しやすいです。
夕方~夜の相場変動
為替相場は、夕方~夜の相場変動を狙って取引する方が多いです。
ハイローオーストラリアでは、平日であれば原則24時間の取引が可能ですが、日中などはお仕事や家事・学業で忙しい方が多く、一切取引をしないという方も少なくありません。
そのため、市場が動きやすい夕方~夜の時間帯に約定が集中してスプレッドが発生するケースが多いです。
経済指標時などの急な変動時
ハイローオーストラリアのトレーダーは、相場の急変動を狙う方が多いです。
相場が急騰したらローエントリー、相場が急落したらハイエントリーと狙う傾向にあります。
それまでは、目立った動きがなくスプレッドが発生していなかった場合でも、上図のような急騰・急落ポイントではスプレッドが発生しやすいです。
経済指標やマーケットオープン時に相場の急変動は、事前に動く時間が予測できることから多くのトレーダーがエントリー待機をしています。
スプレッド発生により約定のズレで負ける場合もあるので注意しましょう。
ハイローオーストラリアでスプレッドを回避する方法
ハイローオーストラリアでは、HighLowの通常取引でもスプレッド発生の可能性があることが分かりました。
スプレッドは勝率を落とす大きな原因となりますが、ポイントを絞って回避することも可能です。
ハイローオーストラリアでスプレッドを回避する方法を具体的に見ていきましょう。
順張り手法を極める
ハイローオーストラリアでは、順張り手法を使うとほぼ間違いなくスプレッドの発生を回避できます。
HighLow取引で勝率を落としているほとんどの方は、逆張り手法を使っているトレーダーです。
以下のハイローチャートをご覧ください。
上図を見ると、現在価格が上昇傾向にあることが分かります。
この状態でトレーダーズチョイスを確認した結果が以下の通りです。
緑文字のHighエントリーが9%、赤文字の91%がLowエントリーです。
上昇相場に対してLowエントリーが集中しているので、圧倒的にハイローオーストラリアのトレーダーは逆張りが多いと言えるでしょう。
ハイローオーストラリアで順張りトレードを行う人は少ないので、順張りであればスプレッドが回避できます。
深夜帯から日中の取引を行う
ハイローオーストラリアでスプレッドを回避したい方は、深夜~日中の取引を狙うのも1つの手です。
夕方や夜に比べて、深夜帯から日中は市場参加者の少なさから動きが少なくなります。
また、ハイローオーストラリアで取引する方も少ないので、スプレッドが発生する可能性も低いです。
深夜帯~日中はレンジを形成する傾向にあるので、レンジ相場に適した手法を極めて少ないチャンスをものにしていくと良いです。
銘柄によってはTurbo取引を選択する
ハイローオーストラリアのスプレッド取引以外でスプレッドが発生するのは、HighLow取引に限ります。
Turbo取引ではスプレッドが発生しないので、Turbo取引を積極的に活用してみると良いでしょう。
しかし、Turbo取引はHighLow取引のように銘柄数が多くはないので注意してください。
- AUD/JPY
- AUD/USD
- EUR/JPY
- EUR/USD
- GBP/JPY
- NZD/JPY
- USD/JPY
- BTC/USD
- ETH/USD
- BTC/JPY
- ETH/JPY
メジャーな外国為替と主要仮想通貨のみ取引可能です。
マイナー通貨は扱っていないので、マイナー通貨はHighLowでスプレッドを考慮した取引、メジャー通貨はTurboを使うなど、使い分けて取引を行いましょう。
スプレッドの発生が予測できるポイントはスプレッド取引を使おう
ハイローオーストラリアで取引を重ねると、どのポイントでスプレッドが付きやすいかがある程度予測できるようになってきます。
基本的に、夕方~夜の時間で相場の急変動が起きた場合は、スプレッドが発生すると考えて良いでしょう。
もしも、HighLow取引で「このポイントはスプレッドがつきそう」と感じた場合は、スプレッド取引からエントリーするのを検討してみてください。
HighLow15分取引:ペイアウト1.85倍
HighLowスプレッド15分取引:ペイアウト2.00倍
両方でスプレッドが付くのであれば、極力ペイアウトが高い取引を選択した方がお得です。
仮に負けたとしても、想定できる損失額は一定なので、スプレッド取引からエントリーした方が良いと言えるでしょう。
うまく使い分けて、ハイローオーストラリアで効率の良い取引を行ってみてください。