バイナリーオプション順張り最強攻略手法【ボリンジャーバンドを活用】
バイナリーオプションでは、各トレーダーがそれぞれの分析方法を駆使して取引を行います。
分析方法の基礎とも言えるのが、順張り・逆張りですが、バイナリーオプションにおいて順張りの人気は少ないです。
本記事では、順張りの人気が少ない理由や注意点・取引のポイントについて詳しく解説をしていきます。
バイナリーオプションの順張り手法とは
バイナリーオプションにおける順張りとは、相場の方向に逆らわずにエントリーする手法です。
為替相場は、価格が一方方向に伸びるトレンド相場を形成します。
バイナリーオプションの順張りは、画面左の上昇時にはハイ、画面右の下降時にはローを狙うという戦略です。
トレンド相場の発生時には効率よくエントリーができます。
バイナリーオプションで順張りの人気が低い理由
トレンド相場の出現時には効率的に取引できる順張りですが、実はバイナリーオプションでの人気は低いです。
バイナリーオプションの取引では、逆張り手法をメインに使うトレーダーが多い傾向にあります。
ハイローオーストラリアのトレーダーズチョイスを見ても、価格が上昇しているのに対して、ローが100%、ハイが0%と圧倒的に逆張りトレーダーが多いことが分かるでしょう。
バイナリーオプションで順張りの人気が低い理由を、デメリットと併せて見ていきましょう。
トレンド相場の出現が少ない
そもそも、為替の相場ではトレンド相場3割、レンジ相場7割の割合になると言われています。
以下のチャートをご覧ください。
とあるチャートの一部分を切り取ったものですが、レンジ相場(黒枠)がトレンド相場(赤枠)よりも多い事が分かります。
トレンド相場は、時間帯である夕方~夜や、経済指標時など取引量が活発な相場ではないと出現しない傾向です。
出現が少ないということは、その分取引のチャンスが減ってしまうことを意味します。
対して逆張りが効果的なレンジ相場の出現は多いことから、バイナリーオプションでも人気が高い理由です。
トレンドは反発を繰り返しながら形成される
順張り手法はトレンド相場でこそ有効な手法ですが、バイナリーオプションではトレンド相場を狙っても高い勝率が出せない方が多いです。
上図のチャートを見ると、下降トレンドが形成されていることが分かります。
しかし、長期的には下落をしている相場でも、黒枠部分を見ると小さな反発を繰り返していることも分かるでしょう。
為替のトレンド相場では、必ずしも一方方向に伸び続けるわけではありません。
一時的な反発を形成しながら、トレンド相場が作られる傾向にあります。
短期売買に向かない
バイナリーオプションでは、5分程度の短期売買を多用する方が多いです。
しかし、順張りの手法はバイナリーオプションのような短期取引には不向きです。
逆張りでは、瞬時の反発を狙っていくので、価格が大きく動いた後に天底を狙う事で高い勝率が見込めます。
しかし、順張りは常にトレンドが継続していないと勝てないので、短期というよりは長期的な取引向きです。
バイナリーオプションで順張り手法を使うメリット
バイナリーオプションの取引で順張りの手法はあまり人気がありませんが、順張りをメインにして高勝率を出している方も一定数います。
順張りには逆張りにはないメリットがあり、うまく活用することで効率的に取引できる手法です。
バイナリーオプションで順張りを検討している方は、以下のような具体的なメリットも把握しておきましょう。
希望価格で約定しやすい
バイナリーオプションでの順張り手法は、約定しやすいというメリットがあります。
バイナリーオプションの取引では、以下のような状況で約定拒否やズレが発生するケースが多いです。
- オシレーター系インジゲーターの反応地点
- 価格の急変動時の逆方向エントリー(経済指標・マーケットオープンなど)
上記は、共通して逆張りトレーダーが多いポイントです。
他のトレーダーによる約定が集中すると、各バイナリー業者のプラットフォームに負荷をかけてしまいます。
結果、約定力が落ちてしまいますが、順張りであればエントリーするトレーダーが少ないので、希望価格でサクサク約定できるでしょう。
スプレッドが付きにくい
ハイローオーストラリアのような海外バイナリー会社では、約定が集中するポイントになるとスプレッドが付くケースがあります。
ハイローオーストラリアには別でスプレッド取引がありますが、通常取引でも約定が集中すれば、一時的にスプレッドがつきます。
スプレッドは発生すると勝率を落としてしまう可能性があるので注意です。
しかし、順張りはバイナリーオプションで使っている方が少ないので、スプレッドが付くことはありません。
高い勝率が見込める順張り手法であれば、逆張りよりも効率よく取引できるでしょう。
トレンドの波に乗れば連勝が見込める
バイナリーオプションの短期売買で順張りを使えば、トレンドの波に沿って連勝が見込めます。
トレンド相場はいつか終わりを向かえるものですが、短期売買では1回のトレンドで何度もエントリーできるチャンスです。
反発しにくいトレンドであれば、トレンド方向に沿って何度もエントリーを重ねることで、連勝が見込めます。
また、一時的な反発に巻き込まれて負けたとしても、その後トレンドが再形成されていけば、長くエントリーチャンスが続くでしょう。
バイナリーオプションの順張り攻略のコツ
バイナリーオプションを順張りで攻略するのは、決して簡単な事ではありません。
一般的に広まっている戦略は逆張り手法がメインのため、異なる方法で取引をしていく必要があります。
以下では、バイナリーオプションを順張りで攻略するコツや戦略を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
長期判定で狙う
バイナリーオプションでは、業者によって30秒や1分といった超短期判定が提供されています。
逆張りであれば短期判定も有効ですが、順張りでは勝率を落とす可能性もあるので注意です。
以下のチャートをご覧ください。
下降トレンドを表示させたものですが、仮に1分足表示にしたとして、1分ローエントリーの順張りを狙うとします。
黒い四角で囲ったポイントは、ローソク足が十字線、または陽線になっているので、順張りでは負けているポイントです。
1つのトレンドでも複数回の反発をしているので、勝率もそれほど高くはないと言えるでしょう。
30秒や1分といった短期エントリーでは、効率よく利益が出せないケースが多いです。
最低でも15分判定のような長い判定時間を狙うようにしましょう。
判定時間に対して短い時間足で分析する
1つ目のコツは、判定時間に対して長い時間足で分析をするという方法です。
逆張り手法であれば、5分判定に対して5分足での分析、3分判定で3分足での分析などが有効です。
しかし、順張りの基本戦略では、トレンドを狙っていくため、次足の動きを読み取るよりは、その後の相場方向を見定めてエントリーする方が効率が良いです。
- 15分判定→1分足での分析
- 1時間判定→5分or15分足での分析
1つのローソク足を見ただけではトレンドの判断ができないので、短い時間足を駆使して分析しましょう。
トレンドのクセを狙う
為替相場におけるトレンドは、以下のような習性があります。
- レンジ期間が長くなると発生しやすい
- 夕方のロンドンオープン後に発生しやすい
- 小さいローソク足で形成されたトレンドは反発しにくい
レンジの期間が長い相場が出現すると、その後強いトレンドが発生する前兆になりやすいです。
深夜帯~日中にかけてレンジを形成し、夕方以降に大きく動く傾向にあります。
また、上図のように小さなローソク足が頻発しているトレンドは、反発しにくい順張り向きのトレンドになっています。
このようなトレンドのクセを見抜く際は、ローソク足ではなく平均足という表示方法もおすすめです。
平均足では、陰線の連続(赤)で下降トレンド、陽線連続(白)で上昇トレンドと、視覚的に相場状況が判断できます。
また、トレンド継続だけではなく転換点も色で判断できるので、順張りを行う際の環境認識に最適です。
平均足については、以下の記事で解説しているので、ぜひチェックしてトレンドの見極めに活かしましょう。
バイナリーオプションの順張り攻略手法
最後に、バイナリーオプションでの順張り攻略法を解説します。
取引をする際は、必ずしもインジゲーターを使用する必要はありません。
インジゲーターを使う方法、使わない方法をそれぞれ見ていきましょう。
トレンド過程での押し目を狙う
最初に紹介するのは、トレンド過程での押し目を狙った順張りエントリーです。
以下のようにチャートを設定しましょう。
- 時間足:5分足
- インジゲーター:ボリンジャーバンド期間20、偏差2.0
ボリンジャーバンドを表示させて、上昇・下降いずれかのトレンドが出現していることを確認しておきましょう。
①と②の2つの根拠を用いてエントリーしていきます。
①ボリンジャーバンドの下線で反発をして、トレンド方向に再度価格が進む
②複数(3本程度)のローソク足が、ボリンジャーバンドの上線にタッチしながら上昇
①のポイントは、上昇トレンド過程の押し目と呼びます。
②のポイントは、ボリンジャーバンドでのトレンドが強いことを示すバンドウォークというパターンです。
②のポイントで3本ほどローソク足のタッチが確認できたら、順張りのハイエントリーをします。
30分~1時間程度の長め判定で、トレンドを狙っていきましょう。
ライン停滞後のブレイク
次に紹介するのは、ライン停滞後のブレイクを狙った手法です。
インジゲーターを使用せず、ローソク足とラインを使って取引をします。
- 時間足:1分足
- インジゲーター:なし
今回は、上図のような高値切り下がりの下落が強い相場を例に見ますが、上昇が強い相場では安値切り上がりの相場を狙ってみてください。
上図の画面右にある黒い枠のポイントに注目です。
直近の安値ライン付近で、ローソク足が小さくまとまり停滞していることが分かります。
ローソク足が停滞した後に、再度下落してきた以下のようなポイントでローエントリーを入れましょう。
1分足で見て、15分ほどの長期判定を狙っていきます。
トレンドの再発生となる前兆になりやすく、順張りでの効果が期待できるポイントです。
三角持ち合い後の変動を狙う
最後に紹介するのは、三角持ち合い後のブレイクを狙った手法です。
こちらもインジゲーターは一切使用せず、ローソク足とラインだけで攻略していきます。
- 時間足:1分足
- インジゲーター:なし
三角持ち合いとは、以下のような相場を指します。
このように、高値と安値の幅が小さくなり、ラインを引くと三角形の形になる相場が三角持ち合いです。
チャートは1分足表示で、判定は15分程度の長め判定を狙いましょう。
上図のように、三角持ち合いの形成後に直近高値への到達(黒い〇)をすれば、エントリーの準備をします。
1回目の到達はスルーして、次にじわじわと上昇したポイントを狙いましょう。
矢印のポイントのように、直近の高値ラインを大きく更新してきたポイントで順張りのハイエントリーをします。
チャンスは少ないですが、トレンドの発生後を狙う手法として効果的です。