バイナリーオプションのゾーントレードの活用手法を解説
ライントレードをしているんですがなかなか勝率が上がらないです。
ライントレードの応用でゾーントレードをしてみたらどうだ?
資金効率の良いトレードができるでござるよ。
バイナリーオプションではチャート上にラインを引いて、その価格帯に到達した時に逆張りを狙うライントレードが人気です。
本記事ではライントレードの応用である、ゾーントレード手法について解説してます。
バイナリーオプションにおけるライントレードは別ページをチェックだ。
ゾーンは資金効率や勝率を上げる際に有効な手法となるので、うまく活用して利益を上げていきましょう。
ゾーントレードとは?
ゾーントレードはライントレードの一種ですが、引くラインは1本ではなく2本表示させます。
チャート上に2本の線を引いて、その価格帯でエントリーをするという手法です。
1本しかエントリーしないライントレードに比べて、大まかな価格帯を指定することから余裕を持ったバイナリーオプション取引ができるようになります。
ラインに明確な引き方の決まりはないことから、そのライン上で必ず反発するわけではないでござるよ。引いたラインよりも深めのゾーンを設定しておくことでより有利な位置でのエントリーができる仕組みだ。
なるほど!
ライントレードよりも深い位置でも狙えるんですね!
バイナリーオプションにおけるゾーントレードのメリット
バイナリーオプションでのゾーントレードには、以下のメリットがあります。
- 資金調整での利益が見込める
- 余裕を持ったエントリーができる
- エントリーの期待値が上がる
具体的に見ていきましょう。
資金調整での利益が見込める
ゾーントレードは、資金調整をすれば1勝1敗であったとしても利益が見込めます。
仮に①の浅い箇所に到達した時に少額でのエントリーをしたとします。
次の②の箇所(深い位置)まで価格が到達してきたら、①の箇所よりも多めの金額でエントリーをしましょう。
エントリーの期待値は②の方が高いので、②だけ勝って①だけで負けてしまったとします。
①は②よりも少額のエントリーとなっているので、この勝負が1勝1敗であったとしても利益が見込める仕組みです。
ゾーンの深い位置、つまり期待値の高いポイントで多めの金額でエントリーすることが重要でござる。
1勝1敗でも利益が出ますし、どちらも勝てれば大きな利益になりますもんね。資金調整してゾーントレードをしてみます!
余裕を持ったエントリーができる
ライントレードでは、ラインに到達したのを見てすぐにエントリーをしなければいけません。
そのため、瞬時の銘柄切り替えやエントリーが重要となってきます。
それに対してゾーントレードでは、決められた価格ではなく大まかな価格帯に狙いを定めるので、余裕を持ったトレードが可能です。
値幅の荒い銘柄や値動きの激しい時間帯であれば約定拒否にあう場合があります。そのような状況でも次に有利な価格に来るまで待つことが可能です。
トレンド手法での効率があがる
トレンド相場からの反発を狙ったバイナリーオプション手法ではゾーントレードが特に効果的となります。
トレンド相場では勝率の高い手法であったとしても、反発ポイントが明確に分からないという欠点があります。
トレンドの逆張りを狙う時ってエントリーしてから深く価格が伸びちゃうんですよね。待ってからエントリーすれば勝てたのにってケースが多いです。
ゾーンを設定しておくと深い位置に価格が来た際に、前述した資金調整方法を使って効率の良いトレードができるようになります。
トレンド相場での逆張りではナンピン手法を使う方が多いですが、取引するポイントの上限を決めておくことで、無理な資金額で取引するのを避けられます。
トレンド相場では特にこのゾーンを決める事が重要となるでござるよ。
バイナリーオプションでのゾーントレードの使い方
次に、バイナリーオプションでのゾーントレードの使い方を紹介していきます。
バイナリーオプションで有効な使い方を知って、効率の良いトレードをしてみましょう。
高安値の実体とヒゲにラインを引く
ラインを引く際は、高安値の実体とヒゲのどちらで反発するかが分かりません。
ラインには明確な定義がないので、ヒゲ先が意識される事もあれば実体に指値が貯まっている場合があります。
ゾーンの範囲を実体とヒゲに定めておくと、反発が見込める価格帯を指定できるのです。
特に直近で高安値を決めたローソク足のヒゲが長いポイントはゾーンを設定しやすいと言えるでしょう。
ライントレードの応用のようなものですね。
そうだな。特にレンジ相場で逆張りをする際に有効でござるよ。
深い方のラインは、ヒゲ先よりも少し深く指定して反発を狙っても有効性が増します。
5分~15分の手法で使う
ゾーントレードは、海外バイナリーオプションにおける30秒や1分といった短い判定時間での取引では使えません。
短時間の判定ではゾーン内の浅い価格帯でエントリーをして、判定時間が終わってから深い位置に価格が到達する可能性があります。
深い位置でのエントリーをする箇所が、全く違った判定時間での取引となってしまうので注意しましょう。
トレンド手法でもレンジ手法であったとしても5分~15分ほどの長い時間での判定時間を狙うと良いです。
ハイローオーストラリアのTurbo取引なんかは特に注意だな。
エントリータイミング次第で判定時間が変わってしまうから、同時に期待値も変わってくるでござるよ。
ゾーントレードで複数ポジションを保有する際は、全てのポジションが同じ判定時間であることが理想です。
レンジ・トレンド相場のゾーントレード
ゾーントレードの定義はトレーダーによって大きく異なります。
明確な定義が存在するものではないので、自身の手法に合ったゾーントレード手法を身に付けていくことが重要となります。
ここでは、当サイト編集部が独自に定義するゾーントレードについて、注意点も含めてトレンド・レンジでの使い方を紹介します。
レンジ相場
レンジ相場でのゾーンは、レンジ内の高値・安値を定義にすると良いでしょう。
レンジ相場は形成されてから始めて高値と安値にラインが引けます。
そのため、ゾーンが設定できるのは明確なレンジを形成したあとです。
- レンジ幅(ゾーン)内での逆張りをメインに取引する
- ゾーン内で動いたポイントよりも、一時的にブレイクしてきたポイントが狙い目
- レンジ期間が長くなるとトレンドが発生しやすいため、レンジ形成されてから早めに狙う
レンジ内のゾーンで取引をする際は、レンジを形成したあとすぐのチャンスを狙いましょう。
レンジ期間が長くなると、トレンドの前兆になりやすく逆張りが弱くなるので注意です。
トレンド相場
トレンド相場でのゾーントレードは、本記事でも解説したようなエントリーする上限の幅を決める事と定義します。
以下のような下降トレンドで、逆張りのハイエントリーチャンスが来たとします。
①と②の下落幅が同じため、3回目の下落も同じ幅で反発すると仮定しましょう。
しかし、同じ幅ではなく、少し短い幅で反発する場合はエントリーチャンスを逃してしまいます。
そのため、少し手前の下落幅のポイントにラインを引いておき、同じ下落幅のポイントにももう1本ラインを引いておきましょう。
1本目は狙うポイントよりも手前、2本目は狙うべきポイントにラインを引きました。
結果下落してきたら、1本目のポイントで軽めの額でエントリーしましょう。
そして、狙っている期待値の高いポイントでは、1本目の額よりも多めにエントリーすることで資金効率が良くなります。
2本目以上価格が落ち込んできた場合は追いかけない、といった自己ルールを決めるためにゾーンを設定すると良いでしょう。
バイナリーオプションでのゾーントレードの注意点
ゾーントレードは、資金効率やエントリーの期待値を上げるのに有効な手法です。
しかし、注意点を理解しておかないと大きな損失を出す可能性が高まる手法でもあります。
具体的な注意点を見ていきましょう。
資金管理が崩れやすい
ゾーントレードは複数のポジションを保有するという性質上、資金管理やメンタル管理が崩れやすいという特徴があります。
仮にゾーンを指定して負けてしまったとしても、その1敗をしっかり受け入れる事が重要でござるな。
そこで資金管理が崩れたら一気に資金溶かしちゃいそうですね。
ゾーントレードをする場合は資金管理のルールを決めておきましょう。ゾーン内で全てのエントリー額が1回のエントリー額になるように調整する事がおすすめです。
値幅の小さい銘柄では広めに設定する
為替相場では、銘柄によってボラティリティが異なります。
全ての銘柄で同じようにゾーンを設定してしまうと、値幅の小さい銘柄でゾーンの幅がほとんど変わらない価格帯での取引となってしまうので注意しましょう。
ゾーンを設定する際には、銘柄ごとのボラティリティをある程度覚えておいたほうが良いと言えるでしょう。
USD/JPY、EUR/USD、CAD/JPY、USD/CHF、NZD/USD、EUR/GBP、EUR/USD
上記の銘柄はあくまでも一例ですが、基本的にボラティリティの小さな銘柄です。
仮想通貨やEUR/GBP以外のポンド通貨は値幅が大きいので、チャート上でのゾーンを狭く設定しても良いと言えるでしょう。
時間帯ごとのボラティリティによってもゾーンの範囲を変えてあげるなどして工夫しましょう。
ゾーン以上を追ってはいけない
ゾーンを指定してエントリー後に、決めた価格帯をブレイクしたとしてもそれ以上追いかけて取引をしてはいけません。
取引に負けたくないという欲から、トレンドが発生した場合やトレンドが継続して反発をしなかった場合に追いかけてしまう可能性があるので注意しましょう。
急騰急落が発生してしまった場合に、大きく資金を減らしてしまう懸念があります。
資金管理と同じでゾーン以上もしくは以下では取引をしないといった自分ルールを徹底する事が重要だな。
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